孔子廟・違憲判決

日本 雑記

Vol.2-2.27-410   孔子廟・違憲判決
2021.2.27

「孔子廟」の敷地を無償提供するのは「政教分離の原則」に反して違憲である。

最高裁大法廷の判決が出た。

過去の政教分離訴訟の判断枠組みを起訴にしつつ、那覇の孔子廟の性質を個別に検討。儒教自体の評価には踏み込まず結論を導いたとある。

国内には湯島聖堂や足利学校など著名な孔子廟が複数ある。しかし、どちらの施設も那覇の孔子廟と同様の祭礼が行われるが、いずれも国の史跡として知られる。

大法廷は、文化的価値や社会的意義は「一般人から見た評価に影響する」とし、宗教的施設のすべてが問題になるとはかぎらない。と那覇の孔子廟が個別案件であることを強調。他の施設への影響を避けた。

百地章・国士舘大特任教授も、「判決は妥当といえる」とし、「判決は宗教的施設であっても歴史的、文化的建造物や観光資源などの場合は、憲法違反に当たらないとことも示唆した、政教分離を緩やかに解釈した点を評価した。

孔子と聞くと、今世界中に広がる「孔子学院」を思い浮かべる。この方は中国資本が入り、中国政府のプロパガンダと有害な影響を拡散する機関であるとアメリカが断定した。昨年、年末までに全て閉鎖するとしたが、バイデン大統領になって先行き不透明となった。

まあ、孔子様には日本は「論語」でずい分お世話人なっている。日本の論語好きは有名であるが、聞くところによると、論語の書籍は本場中国よりも日本の方が多いと聞く。

それもそのはずである。あの悪名高き文化大革命。
評論家・石平氏の言葉を借りれば、
『毛沢東の発動した「文化大革命」は文字通り、「文化」に対する革命であった。つまり、中国の伝統文化を「反動的封建思想・封建文化」として徹底的に破壊してしまおうとするものであった。その中で、孔子の思想は、葬るべき「反動思想」の筆頭として槍玉に挙げられたのである。』

要するに、文化大革命で論語は抹殺されたのだ。
ところがどっこい、今度は孔子が世界制覇に利用されることになった。孔子学院が世界中に進出した。もちろん「中国の夢」実現による戦術である。中国は、益あるとみれば、手のひらを返すように昨日のことも今日は善とするのは朝飯前だ。

ところで、孔子=論語=儒教のように思うが、違うのか。

そこで、石平氏である。
御用教学・儒教の成立と悪用される孔子、朱子学の誕生と儒教原理主義の悲劇など、中国思想史の分析を重ねた果てに著者がたどり着いた答えは、なんと「論語は儒教ではない」というものである。

その真実を知りたい御仁は是非
『なぜ論語は「善」なのに、儒教は「悪」なのか』(石平著:PHP新書)を読んでいただきたい。曇りのない目で孔子の言葉に触れ、『論語』を人生に生かすための画期的な書である。

話は冒頭に戻るが、今回の判決は良かった。市の公共施設の公園を1,335㎡、年間570万円を無償提供する必要性が見当たらない。

習近平様、世界第二位の金持ちになり、570万円なんざ、目に見えない塵のようなもの、且つ、日本人にこれだけ論語を愛されれば十分じゃござんせんか。

確かに、著作権料は期限切れでお支払しませんが、、、だって、あなた様が敬愛する毛沢東様が論語をいみ嫌われたのですからどうすることもできゃせんです。

ところで今回の「孔子廟・違憲判決」、判決に至った経緯の判決文は詳細である。
今、中国で「スパイ容疑」をかけられ実刑判決を受け、拘置されている2人の日本人がいる。拘束された経緯も、判決理由も、容疑の内容も一切不明である。まさに暗黒の国家が存在する。

天国と地獄の違いである。この国に対して手出しが一切できず、それどころか、尖閣周辺を領海侵犯し日本漁船が追尾される始末。

口一つ聞けない理由。
核兵器で武装した金満・マフィア国家と形容すればいいだろうか。理由の如何は問わず一つ間違えば命の保証はない。、、、巷にその恐怖感はない。日本メディアのなせる業である。

それにしても「孔子廟」、公共の土地に外国の宗教に提供するなどもっての他。当時許可したのが翁長知事と聞いて変に納得である。