ラムザイヤー論文

日本,雑記

Vol.2-3.2-413   ラムザイヤー論文
2021.3.2

ハーバード大学のラムザイヤー教授が書いた論文「太平洋戦争当時の性の契約」が、3月刊行の学術誌に掲載されるという。

韓国では、「瞬間湯沸かし器が破裂」したかのような騒ぎになっているそうである。

この論文は、戦時の慰安婦は、慰安所の事業主との間で多額の前渡し金や賃金、契約期間などを定めた、平時とは異なる特殊な年季奉公契約に基づいて性産業に従事していた。、、、との内容になっており、この契約は、ゲーム理論でいう「信頼できるコミットメント」と言う考え方で説明できるとした、法経済学論文として書かれたものだ。

まだ発行されていないのにこの騒ぎは凄い。どうも産経新聞の海外版“ジャパンフォワード”に寄稿したのが発端となったのであろうか。

韓国人の頭蓋骨が破裂した原因は
『 論文のポイントである「慰安婦は日本軍の性奴隷ではなかった」』という論証である。

いずれにしても韓国とアメリカに住む韓国人の騒ぎは尋常ではない。

面白いことに韓国ではかつてない大騒ぎだが、日本は静かである。メディアがほとんど取り上げていないのだ。ある意味、韓国人の愛国心の強さには感心するが、度の過ぎた言動は民度を疑う。反面、日本の追風論文ではないか、メディアの無反応は反日メディアの裏返しとは言え少し悲しすぎはしないか。

その論文への反応、反論、抗議の一部である。

◆韓国人人気歌手
「吐しゃ物より臭く便より汚い」と非難

◆ハーバード大ロースクール韓国人学生会
「人権侵害と戦争犯罪を意図的に削除することを糾弾する」と声明

◆ハーバード大校内新聞
「実証的、歴史的、道徳的に欠陥論文」「深刻な論理的誤りがある」と左派学者のコメント

◆その他
「「彼は戦犯企業・三菱の奨学金をもらって教授になったので、ああいう論文を書いたのだ」・・・韓国型拝金主義が背後に脈打つ韓国流批判

韓国人の発想には「私ならこうする。だから相手もそうするだろう」という投影型が幅を利かす。「韓国なら外国人学者にカネを与えて工作するから、日本も…」というわけだ。

ラムザイヤー教授への攻撃は韓国人だけではない。米政界、学会にもひろがっているという。

その背景をジェイソン・モーガン麗澤大准教授によると
「攻撃しているのは、慰安婦を一方的な被害者ととらえている過激なフェミニズム論者や人種差別の専門家、あるいは韓国系基金などから経済的支援を受けている研究機関」だということだ。

ただ、韓国の騒ぎに対して静かな日本ではあるが、日本の戦争を責任を糾弾しつづける日本の市民団体は、さすが力の入れようが違う。

ラムザイヤー教授の論文を批判するオンラインセミナー「ハーバード大学のラムザイヤー教授の歴史修正主義を批判する」を開催するするそうだ。

このセミナーで慰安婦研究の先駆者とされる中央大学の吉見義明名誉教授がラムザイヤー教授の論文の問題点を指摘する予定もある。

吉見教授は日本軍が女性を「性奴隷」とする制度を運営していたと主張する人物である。このように、韓国との違いは、日本を愛する声はほとんど聞こえてこないが、反日勢力は韓国同様アメーバの如くしつこく、驚異的な情熱を維持していることだ。

今回は、出版社にも圧力をかけている。

自由主義の旗手アメリカが、まさか屈することはないと思うが、予定通り出版されることを祈る。

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Posted by 秀木石