悪夢の「中・露」同盟

世界 日本 雑記

Vol.2-4.22-464     悪夢の「中・露」同盟
2021.4.22   

今日の世界は、自由・民主主義陣営と独裁・強権陣営による「新冷戦時代」に入ったと言って間違いない。

「独裁国家の価値観」を共有する中露はますます結束し、軍事的連携を深めている。

プーチン氏は昨年10月、中国との軍事同盟について、
『両国の関係や信頼はそうしたものが必要ない水準に達しているが、その可能性を排除するつもりはない』と断言した。

ネットニュースでは、

『昨年12月22日、中露両国の軍用機が日本海と東シナ海の公海上空で共同巡回飛行し、自衛隊機が緊急発進した。核ミサイルへの対応でも中露軍事協力は進んでいる』と報じた。

2020年10月22日、プーチン大統領のヴァルダイ会議で
「中国とロシアの軍事同盟を想像することは可能か?」という質問に対し、プーチン大統領は次のように答えた。

『我々は常に、両国関係が同盟を必要としないような相互行動と信頼の程度に達していると考えてきたが、理論的にその同盟を想像することは可能である。

我々は、定期的に軍事的活動を共同で実施し、海上、地上、中国、ロシア連邦の双方で演習を行い、軍事建設の分野でベスト・プラクティスを共有している。

軍事・技術協力の分野で大きな協力をしており、物資の共有や軍需産品の取引だけでなく、これはおそらく最も重要なことであるが、技術の共有も行っている。

中国との協力は間違いなく中国人民軍の防衛能力を高めている。それが更にどう発展するかは、現実が示すだろう。

私たちの前に新しい脅威が現れている。例えば、アジア太平洋地域に中距離ミサイルと短距離ミサイルを配備する可能性に関するアメリカのパートナーの意図と声明には、もちろん警戒せずにはいられない。これには間違いなく何かをしなければならないのは非常に明白な事実である。』

さらに、一昨年のヴァルダイ会議でも、中国とのパートナーシップについて問われ、次の通り興味深い発言をした。

「中国との関係は、戦略的パートナーシップの多面的な意味での同盟的関係である。」  「我々は今中国のパートナーがミサイル攻撃警報システムーSPRNシステムーを創ることを支援している。」

「これは中華人民共和国の防衛能力を抜本的、根本的に向上させる大変真剣な案件である。というのはこのようなシステムは米国とロシアしか持っていないからである」 と述べ、中露軍事協力が通常兵器分野のみならず、ミサイル攻撃警報システムにまで及んでいると明かしたのだ。

これは大変秘密度の高い軍事技術であり、このプーチン大統領の発言は驚きをもって受けとめられた。

軍事演習については、宇宙まで広がっているというが、ほんとうか?と疑ってしまう規模である。

変化の背景は、経済的事情、核ミサイルの軍備管理問題も大きな要素だが、米国の思い通りにはさせない。俺たちも黙っていないぞ、という脅しにもとれる。

ただ、「ロシアにとっては米国との関係で核ミサイル管理が不安定化している中、中国との関係まで不安定になっては困る。」という思惑もある。

危ない中国の核政策がおかしな方向にいかないようにコントロールし、戦略環境を安定させたいと考えているのだろう。さらに、防衛システムの構築を助けることを通じ、中国との戦略的連携を強化も同時に考えているということだ。

中国との関係の緊密化は今後も続く考えられる。

今、心配されるのは、中国軍機で台湾海峡の緊張が高まっている中、ウクライナ東部やクリミア半島に15万人もの部隊を集結させていることだ。

英ガーディアン紙によれば、ウクライナ侵攻と台湾進攻を中露が同時侵攻する。まさかとは思われるがその悪夢がなきにしもあらずと警鐘を鳴らしたのだ。

寄りによってこの独裁大国、遠い昔からお隣同士、持ちつ持たれずの関係であった。

“ 窮鼠猫を噛む ” ではないが、『台湾とウクライナ同時侵攻』。追い込まれた悪の大国が、世紀の賭けに出る。決してあり得ないシナリオではない。心配である。