オリンピック10日

Vol.2-8.2-566     オリンピック10日
2021.8.2

オリンピック10日が過ぎた。

巷では、国内コロナ感染者急増1万2000人突破。東京都は3058人日曜日として最高。重症の患者は先月31日より6人増えて101人と発表した。感染者のほとんどが若者である。

街中のインタビューで若者は「死ぬことないから」とか「インフルエンザよりちょっと強い感染症かな」と街頭インタビューで答えている。ほとんど警戒感がない。

ネットで知る海外状況と日本の対応格差に不信感を抱いているのであろう。ただ、ワクチンの接種率の格差を見ていない可能性がある。

そんな中、立憲民主党の安住淳国対委員長が正論を吐いた。
東京オリンピックに関し「選手村でクラスターが起きるなど新たな状況が生まれない限り、中止は現実的でない」と国会内で記者団に述べたというのだ。めずらしく現実的な意見を発したのはには驚いた。

立憲は開幕前、新型コロナウイルス感染拡大を理由に中止か延期を求めていた党である。いよいよ現実路線に戻さないと選挙に不利と考えたのかもしれない。

♯♭もう、ど お に も と ま ら な い~~♭のが共産党。相も変わらず五輪中止を絶叫している。

そんな喧騒の中オリンピックも10日が過ぎ、あと一週間となった。

池江璃花子選手が出場した競泳女子400mメドレーリレーは8位に終わった。しかし彼女たちの表情は満足感にあふれていた。池江選手などは2年前の白血病からの驚異的な回復。不可能だと思われていた2020東京オリンピックに出場。それだけで夢のようなことだったのだろう。感謝の涙で仲間と抱き合っていたのが印象深い。

競泳は、残る海を泳ぐマラソンスイミングを残して全日程を終えた。

今回いくつかの新競技が加わったが、その一つ「BMXフリースタイル」の決勝ラウンドがあった。

BMXとはバイシクルモトクロスの略で一昔前までは思いもつかなかった自転車競技の一種である。残念ながらメダルのドキドキ感はなかったが、見ているだけで楽しい競技だ。ショービジネスとして成立するのではないかと思うほどコンパクトな会場で、日頃慣れ親しんでいる自転車のアクロバットな非日常の世界が実に楽しい。

ところで、コロナ禍のオリンピックは多くのアスリートのメンタル面に大きな影響を与えた。

その代表的なものが、
① 無観客 
・無観客はただ、観客がいないだけではない。多くの観客はアスリートにとってユンケル黄帝液 100本と点滴1リットルどころの話ではない。競技場に入ったとたんに6万人の大観衆と声援は己の肉体のすべての血をたぎらせてくれる。歓声の中にこそのヒーローである。4年間の厳しい練習の先にある夢舞台を今回は奪われた。

② 日々のPCR検査
・毎日のPCR検査で出場の可否を問われる不安。まるで有罪か無罪か、有罪であれば、祖国代表の権利を剥奪される。国家代表の責任を負う選手にとって心理的な恐怖である。

③ 隔離され自由の束縛
・極度に緊張する闘いの前のリラックス、闘い後の癒しさえも奪われた。独房に閉じ込められ、門番が「さあ、闘いに行け」鍵を開けらる。「終わったらすぐ戻るんだ」。狭い空間に戻される精神的負担は大きい。

闘う対称が3つ増えたようなもの、アスリートは場外でも闘っているのである。

厳しい規制の中、何人かの選手はPCR陽性で新たな隔離、あるいはメンタルに支障をきたし棄権する選手も出た。

1年も延期された末にこの環境。どんな強靭な体力を持った者でも精神的なダメージはかなり大きいと思う。

選手も観客も完璧な対策をしての上限1万人とした当初の案が実行されなかったのは残念。今までのスポーツでクラスターの発生でもあったならともかく、菅政権及びオリンピック委員会の強い信念でのチャレンジがなかったのが残念だ。

後、一週間、残す競技は野球、バスケ、卓球、ラグビー、レスリング、最後のマラソンを残すのみとなった。
アスリートには酷な大会となった。残念だが、この環境でも頑張ってほしいと願うことしかできない。

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