プロスポーツの年俸

スポーツ,日本,雑記

Vol.2-8.13-577   プロスポーツの年俸
2021.8.13

12日の新聞に、
メッシ「人生の新しい章」としてサッカーのフランス一部リーグ、パリ・サンジェルマンへ移籍との記事があった。

何と推定年俸45億円である。チームにはブラジル代表のネイマールなどもいる。果たしてサンジェルマンは所属選手にいくら払っているのであろう。天文学的数字になる。

ジイのような貧民にはおとぎ話のようで、現実ではないような気がして、へぇ~て驚くだけで関心もなかった。しかし、何でそんなに払ってもやっていけるの?とついに疑問を抱いた。

欧州のサッカーよりは若干なじみのある大谷選手が活躍するメジャーリーグ。大谷選手は現在年俸3億円だ。来年は6億になるようだが、それでも日本と比べればデカい数字だ。今季の活躍次第では年俸30億もあるそうだから凄い。

因みに現在のMLB年俸ベスト
1位:マイク・トラウト(エンゼルス)年俸約39億円
2位:ムーキー・ベッツ(ドジャース)年俸約39億円
3位:フランシスコ・リンドーア(メッツ)年俸約35億円
ベスト3まで30億を超える。全選手の平均が4億の大リーグ。よくもそれだけ払えるもんだと思う。

まあ確かに市場規模が違う。
アメリカプロスポーツのデカさだ、例えばその売上。
1. アメリカンフットボール/1兆5540億円
2. メジャーリーグベースボール/1兆1433億円
3. バスケットボール/8214億円
4. サッカー・イングランド/6745億5600万円

日本プロ野球/1800億円
J1リーグ/34億7900万円

メジャーリーグと日本の野球を売り上げで比較しても6.4倍の差がある。日本の年俸も最近は高くなったが、最高が田中将大投手の9億円。

たしかにアメリカの市場規模はでかい。全世界への放映権料、ネット配信、広告料は莫大である。ただ、経済の動きに敏感なのもアメリカ。昨年はコロナの影響で無観客が響き65%減、一気に赤字に陥った。

それにしてもMLB30球団、平均80人の選手がいると仮定すれば2400人、平均年俸4億円で計算してみると
11433億円(売上高)-9600億円(年俸4億×2400人)=1833億円。ここから固定費?を引くと?。

高い年俸も無茶苦茶な数字ではない。魅力ある人材を集め価値を上げ、熱狂的ファンに応えようとする。それはファンが求めていることで、つまり、需要と供給のメカニズムに乗っかっているということだ。

アメリカの夕食での共通の話題は地元リーグの活躍話である。そうした中で往年の選手のエピソードも親から子へ語り継がれる。長い歴史が語るアメリカの文化である。

アメリカのアメフト・野球・バスケ、欧州のサッカーの熱狂は凄い。他国人種が共通の話題で一つになれる。スポーツがその言語の役割を果たしたのではないか。

日本のような島国は民族としてすでにひとつであった。陸続きの欧州、移民のアメリカとは違い、剣道、柔道、茶道のように各々が道を究めることに人々の関心は向いたのではないかとジイは勝手に想像する。

そう言えばアメリカ移民で思い出した。ラジオでフォークソング特集をやっていて、小室等氏が言っていた。アメリカに移民してきたそれぞれの民族が故郷を思い出し、ギター片手に故郷を歌ったのがフォークソングの原点だと。

ただ、ギター1本あれば誰にでも歌は作れるんだと言うことを教えてくれたのもフォークソングで、ギター片手のシンガーソングライターが街にあふれた。たしかそんな時代があった。

アメリカに負け、アメリカと同盟を組み、結果として良かったのだろう。

メッシの年俸からとんでもない方向に行ってしまった。
しかし、45億、メッシはメシを食う以外に何に使うのだろうか気になる。

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