菅総理辞任の行方

日本 雑記

Vol.2-9.4-599   菅総理辞任の行方
2021.9.4

菅総理、総裁選不出馬。永田町に衝撃が走った。

菅総理の総裁任期が9月末に到来することにより総裁選が、9月17日告示、29日投開票で決まっていた。

ところが突然、菅総理が不出馬を表明した。
まだ1年である。もともと短期のつなぎ的な見方もあったが、総裁になってからは矢継ぎ早に政策を発表し実行に移してきた。

① 携帯料金の値下げを実現 ② 政府と自治体の一体的なデジタル化を進めるデジタル庁の創設 ③ ワクチントップ交渉でワクチンを確保 ④ 日米首脳会談では台湾を銘記 ⑤ フクシマ処理水の海洋放出を決定 ⑥ 台湾が中国の嫌がらせでワクチン不足となるや急遽ワクチンを提供した。 ⑦ コロナ禍でのオリンピックを開催し大成功を修めた。

派手さはないが、確実に実務をこなしていく幹事長型処理能力を存分に発揮したのではないか。

しかし、長引く新型コロナの感染拡大は、五輪後さらに拡大した。とはいえ世界的にもデルタ株などの猛威で日本だけに限ったことではない。後手になったとすればワクチン接種の遅れである。

現時点において感染者、死亡者は世界と比べても人口比にすれば最も少ない。諸外国のように、強制的にロックダウンできる法律もなく、国民の善意の努力にお願いするばかりである。その中でもよくやっている。対策が悪いと一方的に言われる筋合いはない。

テレビを始め、新型コロナウイルスがトップニュースとしてほぼ毎に流される現実の中で、コロナ対策に注目が集まるのはやむを得ない。しかし、画期的な治療薬があるわけではなく、対策はワクチンの早期接種以外にない。ベッド数は世界一でも、脆弱な医療体制が急激に改善する要素はない。

コロナウイルス感染症対策分科会も、医療現場は大変だ大変だといい、マスクや手洗いはもちろんだが、外出はするな、酒を飲みに行くな、テレワークをしろ、自宅でじっとテレビを見ていろと言うだけだ。

ベッド数が足らないなら、中国のようなに急遽バラックであろうが、コロナ対応の医療テントの提案をし、政府と一体になって態勢を整えるとか、協力すればいいが、尾身会長も現場の大変さと恐怖をあおるだけで、具体的な医療対応が提案されたのはつい最近のことだ。

天下の日本学術会議もこれだけ、日本中が騒いでいるのに、何か画期的提案をしたかといえば、そんな話は寡聞にして聞かない。

政府と医療現場がただただバタバタしているだけのように見えてしまう。
だからであろう、ネットでの反応は
(1)辞任の判断は妥当だと思う85%
(2)辞任の判断は妥当ではないと思う10%
(3)どちらとも言えない5%    とという速報値が出ていた。

首相は、官房長官として約7年半支えた安倍晋三前首相が持病悪化で辞任表明した後のいわば、ピンチヒッターとして、第99代首相に就任した。
安倍政権の経済、外交政策を継承。新型コロナ対策を最優先課題とし、行政の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打ち破る「国民のために働く内閣」を掲げ、真面目に実直に手堅く、国政の舵取りをしたとジイは評価する。

コロナ対策が後手に回ったなどとの批判を浴びて内閣支持率下落を招いたが、支持率というのは国民の本心ではなく、多くがマスコミ、テレビのコメンテーターの発言によって形成されたものである。

日本のマスコミはほとんどが反権力思考だ。
首相の長男が勤務する会社の総務省幹部接待問題などにも足を引っ張られたと思われる。コロナという未曽有の災難を受けての船出は最初から困難なものだった。その状況の中でやるべきことをやり、出来ることを地道にやってきたと思う。

次期総裁が誰になるかわからないが、日本を担う首相である。国家観をしっかり持った人間に後を託したいがその人物がいない。

元気のいい若手はいるが、イマイチ国家観がハッキリ見えてこない。
すでに出馬を表明しているのが岸田文雄前政調会長と高市早苗前総務相だ。高市氏の国家観は高く評価したいが、菅総理と同じく派閥に所属していないところが、今後政策を進めて行く中で与党の意見集約に苦しむのではないかと懸念する。

元気のいい男性若手議員はいるが、国家観が定まらない。

皇室問題は特に心配である。エネルギー政策も原子力を忌避することなく、柔軟性を持てばいいが、ただただ太陽光発電など自然エヌルギーを盲信する不安がつきまとう。また、夫婦別姓など革新的な思想に傾いており、日本が薄まる可能性が拭いきれない。

そう考えると、岸田文雄氏あたりが無難なのかと思う。

公明党とのタッグは本当はやめなくてはならない。国民のリベラル思考は不可解なまでに浸透している。日本が日本たる姿をなくしつつあるのはリベラル浸透のせいである。

将来を託せる思想の持ち主が、女性の高市氏だけとは寂しい。

出でよ令和の “ 坂本龍馬 ” と叫ばずにはいられない。