総裁選の行方

日本 雑記

Vol.2-9.7-602   総裁選の行方
2021.9.7

菅総理の不出馬により、いよいよ総裁選がスタートした。

早速、世論調査がはじまった。

◆ 首相には誰がふさわしいか
<第1位> 河野太郎氏 31.9%
<第2位> 石破 茂氏 26.6%
<第3位> 岸田文雄氏 18.8%
<第4位> 野田聖子氏 4.4%
<第5位> 高市早苗氏 4.0%
<第6位> 茂木敏充氏 1.2%
<第7位> 下村博文氏 0.6%

◆ 次の首相に何を最も望むかの質問には
1、国民への説明能力 ⇒ 36.3%
2、リーダーシップ ⇒ 28.4%

◆ 次期衆議院選挙の比例代表の投票先は
1、自民党 ⇒ 43.4%
2、立憲民主党 ⇒ 17.3%
3、共産党 ⇒ 5.7%
4、日本維新の会 ⇒ 5.6%
5、公明党 ⇒ 5.2%

◆ 政党支持率
1、自民党 ⇒ 46.0%
2、立憲民主党 ⇒ 12.3%
3、公明党 ⇒ 3.8%
4、共産党 ⇒ 3.6%
5、日本維新の会 ⇒ 4.3%
6、国民民主党 ⇒ 0.8%
7、社民党 ⇒ 0.9%
支持する政党なし ⇒ 24.5%

これらの世論調査はどう見たらいいのか全くわからない。

ほぼ、この2年間多くの国民は新型コロナに明け暮れたと言って間違いない。オリンピック開催も国民の意見は2分した。やるやらないの議論で復興五輪はどこかへ吹っ飛んだ。

ニュースはコロナの感染者の発表から始まる。ワイドショーはすべてコロナがらみ。ほぼ2年間、命に関わると言われればその通りだが、他のニュースはほんの味付け程度である。

隣国中国の人権問題も、国会では非難決議に至らず、香港はいつの間にかニュースにもならないが、香港人のイギリスへの逃避は今も続いている。

ミャンマー問題もクーデター発生から数週間で関心は薄れ、弾圧が続くミャンマーの現実を知ってもらうには「ミャンマーを助けて」とプラカードを持って街頭に立たなくては、実状さえ知ってもらえない。

休日返上でアピールするミャンマーでは、すでに1000人以上の民間人が殺害された。オリンピックに参加した選手が抗議のアクションを起し、帰国すれば命があぶないと帰国拒否して話題になったことで、今も厳しい弾圧状態であることを世界に知らしめた。

世界は命の恐怖に怯えているのに平和な日本、コロナ以外は関心が無いように見える。
世論調査の結果からそんな実情も見える。

保守系雑誌には、中国が目論む、台湾・尖閣諸島危機を盛んに報じるが、世間の関心はが高まることはない。何故なら、ワイドショーは危機発生に日本人はどう行動するか、実際は切実な問題にあるにもかかわらず、ほとんど報道しない。

アフガンでの緊急事態に、邦人救出に出向いた自衛隊はたった一人の邦人を救出したのみである。果たして台湾有事の際に、日本はどのようにして邦人救出をするのか、今回のアフガンでの失態は台湾危機での大きな懸念だ。

北方領土ではロシアが射撃訓練を通告してきた。いよいよ実効支配を強め、もう返さないぞとのアピールにもかかわらず、日本国民はコロナばかりで危機感すら示さない。どこのTV局がその実態の深刻さを伝えたであろうか。

街頭でのインタビューはよくやるが、尖閣諸島と台湾危機に、北方領土でのロシアの横暴を聞くこともない。何人の日本人が危機意識を持っているだろうか。

国民世論は、ニュースとワイドショーの内容が世論を形成している。新聞など読まない国民も多い。ネット読者はある程度いるが、ニュースやワイドショーでの影響力はかなり大きい。つまり、TV報道に世論は引っ張られ、ワイドショーを見れば世間の動向がわかるというものだ。

国家の代表を選ぶのに国家観が問われない日本というのはどういう国であろう。

石平氏ではないが、日本国籍を取る時に、「日本をどう思っているか」「何のために帰化するのか」「日本人となって、日本国家に忠誠を誓えるか」さえ問わない国家とは異常であると、石氏は危機感を持った。

今の日本はもう、国家意識がすでに亡くなっているのだろう。台湾有事も、中国の人権弾圧も、日本人拉致の北朝鮮に対しての怒りも、北方領土を不法占拠しているロシアへの怒りも、竹島の不法占拠する韓国への怒りもない。

だから当然と言えば当然なのだが、首相を選ぶ選挙に国家観が問われない日本になってしまった。そのうち日本の国旗や国歌を知らない人が出るかもしれない。

この世論調査をみると、野党で最もまともな事を言う「日本維新の会」よりも共産党の支持率が高いなど民主主義国家ではあり得ないだろうし、アイドルの投票ではあるまいし、河野太郎氏が首相候補でダントツとは、彼のどのような政治信条が評価されたのか全く不明である。

立憲民主の支持率が自民党に次いで多いのは、野党第一党としてテレビへの露出度が多いだけに国民の脳裏に強く残っただけで、共産党と共闘する政党が日本の野党第一党とはジイには信じられないことだ。

国家観の希薄な左傾色の強い野田聖子氏が高市早苗氏よりも首相として人気があるというのもジイには不可解極まりない。野田氏のどういう政治信条に声援を送るのであろうか。

何もかもが不可解である。

日本沈没はありえるかもしれないと、本当に考えるようになった。