高齢者

雑記

Vol.3-22-68  高齢者
2020.03.22

いつの間にか高齢者になってしまった。
働いているうちというのは、歳はとっていても元気でいると高齢という意識はあまりしないものだ。
60代に4回転職したが、あまり苦労せず職が見つかった。そのせいか今回の転職もいずれ決まるさ、と高をくくっていた。

1か月目まあ厳しいよな、と思いつつ
2ヶ月が経っ。もうそろそろ本気で探さなくてはと思った。
3か月が経った。おいおい本気でやらなきゃヤバいよと気を引き締めた。
4ヶ月が過ぎた。いよいよヤバいどころではない、危険水域に達した。

考えてみれば、70歳という年齢は企業にとってかなり厳しい人選をしなければならない。企業側に立ってみれば当然のことだが、71歳になれば絶望的だと最近実感を持つようになった。
ちょっと遅いよ、危機意識全然ダメじゃん、と言われそうだ。

1昨日も面接を受けた。企業の内容もろくに調べずに行ったのだが、面接で「仕事の内容をご理解のうえでしょうか?」と言われ、「漠然とした理解しかしておりません。面接時にお聞きしようと思って。」と答えた。
その時点でもうお先真っ暗。
仕事内容は障害者を対象とした、かなりの本気度が要求される内容であった。
説明を聞いたあとで「お願いしたい」と希望したが、
「働いていただいても、かなり悩まれると思います」と気遣ったくれた。
もうこの時点でGood bye! だ。

結局は採用されなかったのだが、希望する会社の内容を把握し、できればその会社に合ったスキルを持っていればまだしも、70歳を超えた人間が、誠実で熱意だけで採用されると思ったら大間違いだ。恥ずかしながら改めて思い知った。

さあ、これからどうする。
3月も残り少ない。71歳はヤバいぞ。ガンバレジジイ!!と己を叱咤するも、どこか気が入らない。
あ、コロナのせいか? いやいや他人のせいにしてはいかん。

つい最近のデータでは、高齢者の生活保護が毎年増え続けているという。
高齢者が多くなっているのだから当然だが、すでに90万人だという。
高齢者の2.6%にもなる。
吾輩はせめて人のお世話にならず生きたい。
まだまだ、働くかなくてはならない。人生100年時代というから大変だ。
元気でいる間は死ぬまで働きたい。

ところで、内緒で閻魔さまに聞いたところ、

「ご希望死に方ベスト5」があるそうだ。

1、「元気で死にたい」
2、「家で死にたい」
3、「家族に見守られ畳の上で死にたい」
4、「自然にまかせる」
5、「野垂れ死にしたい」   (高齢者専用・閻魔インフォメーションより)

さすが、NO5は少ないそうだが、やけくそで叫んだものらしい。

ところで、<ベスト1、元気で死にたい>、これは希望者が多すぎて、そう簡単にこのパスポートは出せないと言う。

そうか、、、、悩みはつきないのう。
取りあえず、明日からまた気を取り直して頑張る!!
70歳で絶対決めてやる!!とカラ元気も口だけ。
腰に手をやって、月を見てるようじゃダメだ~―――。
今日も焼酎お猪口に一杯でバタンキューとなる予定。

ここで一句浮かんだ。

高齢者 これから先も 高齢者

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Posted by 秀木石