めぐみさん57歳の誕生日
Vol.2-10.5-630 めぐみさん57歳の誕生日
2021.10.5
今日は横田めぐみさん、57歳の誕生日だ。ご家族のお気持ちを思えば、誕生日を祝う気持ちにさえならないのが正直なところだろう。
1977年11月15日、新潟市で下校途中の中学1年横田めぐみさん(当時13)が失踪。その後、20年も経って拉致されたことが判明した。
金正日総書記はめぐみさんを含む13人の拉致を認めたが、2002年帰国を果たせたのはたった5人。めぐみさんはいなかった。
北朝鮮の情報によれば、1986年に結婚し翌年娘キム・ヘギョンさんを出産したが、1994年4月に自殺したと主張した。
死亡したとする遺骨があるはず、戻ってきた異国は鑑定の結果別人であることがわかった。何といういい加減な国家であろうか。
今さら言うことでもないが、常識外の国である。
ハイジャック事件、麻薬取引、拉致、兄弟でも平気で殺す犯罪国家である。国民が食うにも困る生活をしていようが、莫大な金をかけミサイルを何発も飛ばして平気な国に常識は通じない。
何を考え、何が欲しいのか明確ではないが、体制維持の保証と、経済制裁の解除だろう。さらには破格の経済支援かもしれない。
何故日本は独自で拉致問題を解決できないのか。
過去にアメリカは北朝鮮から自国民3人を解放させたことがある。軍事力と経済的圧力だ。1対1であれば圧倒的軍事力で取り戻す。しかし、日本の命となるとそう簡単ではない。
結局、無法国家に対峙するには軍事力しかない。金の力ではすべてを解決できず5人の解放までだった。
日本が独自で解決できないもう一つの理由は、手足を縛る日本国憲法である。その憲法さえ改正させないのが立憲民主党と共産党である。
憲法改正審議すら拒否する姿勢は、拉致問題解決の妨害である。
戦後、GHQの占領が終わった時、軍隊を復活させ、憲法改正していればこんな体たらくはなかった。
何かとうるさい立憲民主党と共産党が拉致問題に関しては、政府を強く追及したことは一切ない。過去の社会党・土井たか子がそうであったように、憲法改正も軍備の増強にも反対する理由は、北朝鮮、中国が困るからである。
拉致解決には北朝鮮を圧倒的に凌駕する軍事力が必要なのである。簡単に言えば、核装備をするしかない。拉致問題の早期解決には、憲法改正し軍事力増強の話になる。核を持てない日本はアメリカ頼りにならざるを得ないのだ。
発覚した当初なら一般的軍事力を背景に取り戻せたかもしれない。それを思うと悔しい。戦後76年、偉そうに軍隊を持ちませんと言って、自国民すら守れない国のどこが平和国家と言えるのか。何とも情けない国家である。
街のあちこちに「憲法9条をまもろう」という共産党のポスターがある。
憲法9条には
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
これでは解決できないはずだ。
真面な国であれば話し合いも可能である。国際法もなき “ 無法国家 ” に常識は通じない。国際司法裁判所の判決を無視する世界第二位の経済大国が後ろ盾になっている国である。まともな方法で解決できるわけがない。
安全保障全般の問題としていえば、一国のみで自国を完全に守ることは現代では難しい。だから集団安全保障が必要になる。しかし制度としても考え方としても、自分の国はまず自分で守ると構えるのが、およそ主権を持つ独立国ではないか。その国の国民は自国が守るのが当然である
日本は専守防衛の立場であり、自衛隊の海外派遣すら難しい。何かが根本的におかしい。国民を守ることが、またそのような力を持つことが憲法に反するというなら、そんな憲法が間違っている。
憲法の成り立ちは戦後の占領下、連合国軍最高司令官のマッカーサーが3原則を書き、GHQのスタッフが短期間で草案を作った。
国家の最高法規である憲法が、国家の権利を制限してしまっている。権利を制限された国が、国民や領土を十分に守れるはずがない。
むやみやたらに軍事行動を起こすわけではない。ただ、力に裏付けられない交渉が通用しないケースがあるという現実に、目をつむるべきではない。偽善的な平和憲法のゆえに、平和を奪われた拉致被害者を、日本という国は救えないでいるのだ。
衆議院選挙が発表された。横田めぐみさん他、拉致被害者を救出するためにも、憲法改正に反対する共産党と立憲民主党をつぶさなくてはならない。
横田早紀江さんのおっしゃるように拉致被害者はみな高齢になられた、時間はないのだ。自由民主党が勝って至急憲法改正し、拉致被害者の救出に全力を上げたい。
めぐみさん58歳の誕生日は日本で迎えたいではないか。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません