現実味帯びる宇宙戦争

世界 日本 雑記

Vol.2-10.22-647  現実味帯びる宇宙戦争
2021.10.22

宇宙戦争が現実味を帯びてきた。

BBCニュースによれば、
『中国が核弾頭を搭載できる極超音速ミサイルを今年夏に試験発射したと、英紙フィナンシャル・タイムズが報じた。中国当局は18日、通常の宇宙船実験だったとして、この報道を否定した』

「フィナンシャル・タイムズは16日、匿名の関係者5人の話として、極超音速ミサイルが夏に発射されたと伝えた。宇宙空間の低軌道を飛んだ後、下降して目標をわずかに外れたという」

記事は、
「この実験で、中国が極超音速兵器に関して驚異的な進歩を遂げており、米当局の認識を大幅に超えていることが示された」と説明した。

「音速の5倍以上のスピードで飛ぶ極超音速ミサイルは、通常のミサイルと比べて大幅に速く、小回りが利くため、迎撃がより難しい。弾道ミサイル同様、核弾頭を搭載できる。」

この記事はアメリカならずとも世界に衝撃を与えた。

宇宙空間から狙った目標からわずかにはずれたというが、米国情報によればほぼ30kmだという。この距離の修正は早晩達成されるであろう。

米情報当局は、中国の技術力の「驚異的な進歩」に衝撃を受けたというが想像に難くない。

超音速兵器は音速の5倍以上の速度で飛行し、機動性が高く、探知や迎撃が困難である。

アメリカ、ロシアが開発にしのぎを削るが、この兵器がさらに高性能化すれば、ディフェンスはかなり難しくなる。

中国は先日も宇宙ステーションのドッキングに成功し、飛行士は6か月の滞在を目指している。当然、宇宙軍事基地を視野にいれた長期滞在であろう。今日において世界制覇達成のためには宇宙制覇が必要不可欠と考えての戦略と思われる。

中国共産党建党100周年の目標はいわずもがな世界制覇である。

中国は7月と8月にそれぞれ「長征2号C」の77回目、79回目の打ち上げを公表したが、78回目の公表はしなかった。

重要な部分をあえて秘密にした狙いはどこにあるのか。敵を疑心暗鬼に陥れようとしているのか、ただ単純に秘密裏に開発を進めたいだけなのか。

ここ最近、10月1日からの5日間。中国軍機が野辺べ150機も台湾の防空識別圏に侵入した。台湾の国防部長は中台の軍事的緊張は過去40年で最も高まっており、2025年に中国軍の本格的台湾進攻が可能になると危機感を示している。

2025年の根拠だが、中国の3隻目の新型空母が就役するのが2025年あたりになるのをはじめ、揚陸艦能力、武器運搬能力など全ての戦闘能力が2025には完成に近づくということらしい。

しかし、最近の防空識別圏に侵入、尖閣諸島周辺海域への侵犯にしても着々と経験域を広げ実戦体験に近い訓練に見える。宇宙ステーションが万全となれば、陸・海・空・宇宙と4拍子がそろう。

これからが3年で完成されるのはかなり難しいと思われるが、2025年、万が一完成すれば迷いなく実行に移すだろう。

宇宙戦争が現実味を帯びた所以である。

あり得ないという野党の能天気こそ、日本最大の危機である。