維新の風

日本 雑記

Vol.2-11.29-685   国会に吹くか維新の新風
2021.11.29

2021年10月に行われた衆議院選挙、自民党が過半数を超える261議席(△15)。立憲民主党が96議席(△10)、日本維新の会が41(+30)。維新の会の大躍進で終わった。

“ 維新 ” が30議席も伸ばした原因はどこにあるのか、足立康史(日本維新の会)氏がWiLL12月号で語っている。

<維新に吹いた風>
その1・・・岸田内閣は代表質問で、「改革」の二文字が消えた。一方維新の会は改革を掲げる政党である。そこに自民との差別化につながった。

その2・・・立憲民主党が共産党と手を結んだ。野党第一党が共産党と共闘した歴史的な出来事。支持者が立民を見限る決定打になった。

他にも要因があるだろうが、足立氏はこうも語っている。

安倍氏は「自由で開かれたインド太平洋戦略」を打ち立て、安全保障における世界の潮流をつくった。

菅内閣は約1年という短い期間で、原発処理水の海洋放出や携帯電話の料金値下げ、不妊治療に対する保険適用など、懸案事項を次々と処理した。

それに引き換え、岸田内閣は評価できる兆しがない。10万円の一律給付は論外。そこで受け皿になったのが維新の会。、、、というわけだ。

確かに、維新の会のポスターには「身を切る改革」を前面に押し出している。

この論説の中でも「なれ合い・談合からの脱却」を語る。

『特に力を入れているのはなれ合い・談合政治の改革です。たとえば予算委員会や憲法審査会など、あらゆる話し合いの場で、いつ何を開き、どんな議論をするのか。現状はすべて、与党筆頭理事と野党筆頭理事の二人だけで話し合い、決めています。与党の理事や委員は与党筆頭理事、維新などの野党は野党筆頭理事の指導下にあるため、あとは筆頭理事同士で決めたことに沿って、形だけの委員会や審査会を行うしかありません。・・・・・まさに現場における与党筆頭理事と野党筆頭理事のなれ合い・談合です』

また国会改革の必要性も訴える。
『衆議院と参議院は、それぞれ二種類の委員会があります。常設機関である「常任委員会」と「特別委員会」この特別委員会の委員長ポストが、とにかくおいしい。会期中は、なんと開催実績があってもなくても、1日6000円(月額18万円)の日当に、委員長室、公用車がつく。・・・その数は膨れ上がる一方。時が過ぎ、ほとんど意味をなさなくなっても、誰も減らそうとしない。

維新は今回の衆議院選挙で41議席を獲得したため、久しぶりに委員長を一人出せることになりました。・・・われわれはこの委員長の立場を利用して、不要な委員会の廃止を目指す。―ーーまさに身を切る改革です』

さらに
『なぜか日本社会は「国籍問題に触れてはならない」という謎の空気が蔓延しています。国会議員の国籍情報公開は世界の常識です。経歴はプライバシーでも何でもありません。・・・日本は「スパイ天国」と言われており、国権の最高機関にあっても、スパイを選別する術がありません』として、維新は「国会議員の二重国籍禁止法案」を参議院に提出している。

このように、改革政党として本気度は他の党よりはかなり高いと言える。

国民が維新に期待したのはこの言葉だけではない、改革の実行力ではないか。モヤモヤした国会内の不可解なスモッグを “ 維新の風 ” が一掃してくれるのではないか、という期待である。

過去の苦い経験を生かし、党員すべてが改革の力となるよう、徹底した教育をしてもらいたい。強固な改革集団として真に認識されるか、来年の参議院選挙が試金石となるであろう。