パンドラの箱?から出た“交通費”

Vol.2-12.16-702  パンドラの箱?から出た “ 交通費 ”
2021.12.16

“ 完全に自由に使える金 ” が消えるかもしれない。

泣くに泣けない新人議員。

10月31日投開票の衆院選で初当選した日本維新の会の新人議員・小野泰輔氏は
『正確には日付が変わるまでの4時間の在職で100万円。単純におかしいと思い、ブログに経緯をつづった』と語った。

小野氏は国会議員になってまだ1日も経過していない段階で交通費として100万円をいただいた。頂けるものは1円でも欲しいのは当たり前の人情。ましてや国会議員となれば何かにつけお金がいる。自由に使えるお金が100万円は喉から手が出るほどほしい「パンドラの中の金」であった。

小野氏にしてみれば、維新の会がポスターにも掲げる “ 身を切る改革 ” が頭に浸透していたのであろう。たった4時間の在職で100万円をいただける?単純におかしいと実感した思いを素直に行動に移した。正義感にあふれる若い勢いを感じる。決して批判されるべきものではない。

もちろん、批判する議員など一人もいない。腹の中では「なんだよ!まったく。何もわかっちゃいねぇ~な~」との本音を隠し、苦虫をかみ砕いてボヤキを飲み込まざるを得ない。

正当論に「そうだそうだ」と、心とは裏腹に大合唱せざるを得ないところは、笑ってしまうほど滑稽である。

ここに、至っては真面目な顔をして国会で問題にしないわけにはいかない。

過去も何度か見直しの議論があったがうやむやになり、たなざらしにされた案件である。しかし、今回ばかりはウヤムヤで葬り去ることはできない。参議院選挙を控え消極的とみられては元も子もない。各党が早速「報告の義務」「未使用の国庫返納」などを盛り込んだ法案を提出した。

何と早い対応か。矛先が他に移る前に火を消そうということでもないと思うが。

ところで、国会議員にはどんな公費が支給されているのか(産経新聞12/15より)

①交通費・・・・・月100万円
②歳費(給料)・・・年約1530万円
③期末手当(ボーナス)・・・年約630万円
④議員秘書給料(3人まで可)・・・一人当たり年590万円
⑤立法事務費・・・・・一人当たり月65万円
⑥特殊乗車券等購入費・・・無料で乗れる「JRパス」、月最大4往復分の航空券
まあ、決して少ないお金ではないが、国家・国民のため本気になって日本中を駆け巡るとすれば、決して高額とも思えない。

その中でも「使途報告不要な交通費100万円」は美味しいお金には違いない。

特に若手議員には貴重な財源。実際は電話、郵便代、事務所運営費、出張代、私設秘書の雇用、議員のパーティー券購入に使われているようだ。

何もかも領収書をつけすべてを明らかにせよとは言わないまでも、レシートでもなんでもいい、レシートならそこにメモ書きを加える程度でいいのではないか。

少なくとも国民の税金を使うのだ、国民のために働くという崇高な目的をもって使うのである、堂々と明細を残せばいいだけの話。こまごましたことは秘書にまかせればいいんじゃないの、と思うが。

臨時国会は21日に閉幕する。それほど時間をかける案件でもない。日割り支給の案が出ている。各党から提示された内容を吟味し、早期に決着し、新たな気持ちで新年の通常国会を迎えるべきではないか。

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日本,雑記

Posted by 秀木石