日本を愛せよ!日本人

日本,雑記

Vol.3.01.15-732   日本を愛せよ!日本人
2022.01.15

日本は幸せな国である。

日本人自身より多くの外国人が日本のことを心配してくれる。

例えば
※ ケント・ギルバート氏(カリフォルニア州弁護士)
※ 石平(中国出身・作家・評論家)
※ 楊海英(モンゴル出身・静岡大学人文社会科学部教授)
※ ヘンリー・S・ストークス(イギリス出身のジャーナリスト)
※ ペマ・ギャルポ(チベット出身・拓殖大学国際日本文化研究所教授他)
※ WWUK(韓国出身・ユーチューバー)
※ ジェイソン・モーガン(麗澤大学准教授)

挙げればきりがないが、彼らは日本人以上に日本を理解し、建設的意見や苦言を呈してくれるありがたい存在だ。

今回は麗澤大学准教授・ジェイソン・モーガン氏の
『「白船」襲来と日本国政の危機に』と題した論説である。

江戸時代の「黒船来航」になぞらえてつけれた表題であるが、ジェイソン氏曰く、まさに今、日本は米国のペリーが幕末に黒船で来航したごとく大変なことが現在進行形で起きていると警鐘を鳴らすのである。

2022年の今、日本を威嚇する外国籍の船は、中国海警局の下で法執行機関を装い武装した「第二の海軍」で、合衆国の黒船より怖い「白船」だというのだ。

ジェイソン氏の友人で、中東問題などを注視するシンクタンクのサルギス・サンガーリ氏が言うには、この中国の動きは、世界を揺るがすほどの出来事、日本政府が「今まで通り」で対応できる問題ではいない。と、日本の国会議員ら関係者に、安全保障問題で警鐘を鳴らしている。

問題はそれだけではない。
同盟国である日本と米国の関係である。米国は日本に対して「新植民地主義」の態度を取っていると言う指摘だ。この認識は客観視すればアメリカに寄生する日本という姿にも見える。

ではジェイソン氏がいう「新植民地主義」とは何だ。

戦後80年が3年後に来る。つまり日本がアメリカの占領から独立して80年を迎えるのである。ところが、未だ日本は真に独立を果たしていない。ということを言っているのであろうと推測する。

① 戦後80年、独自防衛を果たせず、アメリカの核の傘に依存している。この現実に疑問すら抱かない。それどころかその関係が日常になっていて政治家も日本人も異常とは思わなくなっている。

② 米国製の憲法を76年も見直しせず、自衛隊を軍隊にすらできず、中国、北朝鮮に対する危機感の希薄化は、防衛本能の衰弱で、戦後体制という呪縛に縛られ、アメリカ依存がいつの間にか日常化した結果である。しかし80年も経てば、アメリカのせいにはできない。日本人の怠慢。典型的平和ボケの極致にまできている。

③ 英国の歴史家、アーノルド・トインビーが「歴史の研究」で、米国の政治学者、サミュエル・ハンチントンが「文明の衝突」で、日本の文明的個性を強調した。どこの帝国にも属しない、歴史的独立性や文化的個性に満ちている文明大国と太鼓判を押した。

にもかかわらず、米国の「新植民地主義」に甘んじる日本。論説は、目覚めよ日本!とハッパをかけ、現在の日米の関係は不健康であるということに気づけというのだ。

トインビー博士が、日本の西洋帝国主義に対する勝利を高く評価したにもかかわらず、日本人がその功績を否定している。そのことが世界を危険に晒す要因になっている。とジェイソン氏はいう。

中国共産党に対抗するには、日本は、文明の国としての自信を持ち、かつて西洋帝国からアジアの国々を守るために戦ったように、米国から真に独立することだというのである。

ジイもその通りだと思う。

戦後米国が行った無法東京裁判、日本の歴史・伝統の破壊、占領・洗脳政策の数々も悪かった。しかし、占領解放後の日本は自ら自虐史観に陥り、極端なる軍事忌避、9条護憲の不健全な国の在り方は一見平和を享受した80年であったかに見えるが、トインビーやハンチントンが評価した文明、歴史、伝統すら見捨てる愚民化への80年でもあったといえるのではないか。

冒頭にあげた外国人のように日本を愛し、日本の魅力を気づかせてくれる外国人も数多くいる。

ジイは「ワタシが日本に住む理由」というテレビ番組をよく見るが、登場する外国人は日本の魅力を存分に披露してくれる。見ていて嬉しくなるのだが、彼ら外国人のように日本人は日本の歴史、文化、伝統を知り、その素晴らしさに自信を取り戻さなくてはならない。敗戦で木っ端みじんに壊された “ 日本 ” を自虐ではなく自信と誇りを取り戻すことなのだ。とジェイソン氏は強調する。

日本の安全は世界の常識である。それだけではない、「ワタシが・・・」に登場する外国人は日本の里山、和紙、伝統芸術、穏やかで優しい人柄に美しい日本など、日本人が忘れ去ったことを愛し、日本に住んでいる。

日本人以上に日本の良さを、文化を、希少な伝統文化を守ってくれる外国人たちである。

しかし、肝心の日本人が心もとない。なぜ気づかない。日本は日本人が守り、日本人が愛してこそ日本である。本気で守らなければ日本はいずれなくなる。まずは日本人自身が日本のすべてを守りぬく強い意思に目覚めることだ。

それを、日本を愛する外国人たちは待ち望んでいるのだ。

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Posted by 秀木石