どこへ行くのか韓国

世界,日本,雑記

Vol.3.02.10-758   どこへ行くのか韓国
2022.02.10

韓国大統領選がちょうど1ヶ月後にせまった。選挙戦たけなわである。

ポピュリズム国家、韓国は反日で盛り上がるのか思いきや、今回は反中国で盛り上がっているようだ。

ところでどこの国も現政権を批判するのは常道のようだが、韓国の場合、ほとんどの大統領が退陣すると必ずといっていいほど裁判にかけられ投獄される。これには驚かざるを得ない。

• 初代・李承晩:大規模な不正行為・国外へ亡命、その後死亡
• 2代目・尹潽善:民主救国宣言で懲役5年の実刑判決
• 3代目・朴正煕:1979年に暗殺
• 4代目・崔圭夏:クーデターが発生 、軍部の圧力で任期満了前に辞任
• 5代目・全斗煥:不正蓄財と民主化運動弾圧の罪で逮捕・投獄
• 6代目・盧泰愚:不正蓄財と民主化運動弾圧の罪で逮捕・投獄
• 7代目・金泳三:斡旋収賄と脱税で逮捕
• 8代目・金大中:光州事件によって1980年に死刑判決
• 9代目・盧武鉉:収賄容疑を受けて、訴追直前の出頭要請前に投身自殺
• 10代目・李明博:収賄・裏金作りの嫌疑で逮捕・起訴、懲役17年
• 11代目・朴槿恵:収賄等の嫌疑で逮捕・起訴、懲役20年
• 12代目・文在寅は??

果たして、現大統領・文在寅(ムン・ジェイン)はどうか、今のところ煙は上がってないようだ。

今回は反中で盛り上がる大統領選だが、最大野党の「国民の力」尹錫悦(ユン・ソギョル)氏がTHAAD・高高度防衛ミサイルの配備の必要性を訴えたところ、与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)がかみついた。

THAADは言わずとしれた米軍の高性能ミサイルである。このTHAADは文政権が2016年に配備を決定すると中国が反発、報復が顕著になり文政権は中国をなだめるために、THAAD配備をやめ、日米間の軍事同盟がくずれた。それを正常に戻すと主張したのが、「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)氏である。

文政権が親中を示したからといって中国が報復をやめたわけではない。そのこともあって反中感情は徐々に拡散。さらに、韓国の伝統文化チマ・チョゴリも中国が本家と言われて堪忍袋の緒が切れた。その影響から反中感情は反日を押さえて最下位まで落ちた。

さらに追い打ちをかけたのが今回の北京五輪。

韓国からはショートトラックで世界記録を持つ優勝候補・ファンデホンが出場。
準決勝でファン選手がインコースから抜き去りトップに立つとそのまま先頭でゴールをするが、その直後にビデオ判定に。ファン選手のレーン変更の遅れを理由に失格処分になったのだ。

その結果、2位と3位の中国の選手が繰り上がりで決勝に進出することになった。この扱いに韓国が激怒、北京五輪ボイコットの声が上がったほどだ。

この問題だけでなく、北京オリンピック、中国に有利な不可解な判定が相次いでいるとして、各国から不満の声が相次いでいる。

それは、さておいて大統領選挙。
「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)氏は、「親中・親北屈従外交」で崩れた日米間の安全保障協力を正常に戻すという。

一方、「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)氏は「貿易の25%を中国に依存している。なぜ追加配備で中国の反発を招いて経済をつぶそうとするのか」と米中間でバランスをとるのが韓国繁栄の道であると主張する。

元在韓国特命全権大使武藤正敏氏によれば、李在明(イ・ジェミョン)が大統領になれば日韓関係は崩壊、尹錫悦(ユン・ソギョル)がなっても左派が国会を握ったままなので迷走は必至。だという。

日本にとっては「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)氏が良いように思うが、ポピュリズムの国である。すでに尹陣営内に反中感情を戒める声が出ているという。

世界は危険な嵐の気配すらする。そんな中、韓国はどこえ向かおうとするのであろうか。

3月9日運命の日が来る。日本に大いに関係のある韓国大統領選挙だ。決着後の日韓関係が大いに気になる。

余計な事だが、文在寅大統領の退陣後も “ 文春的気分 ” で気になってしまう。

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