ウクライナもう一つの戦争

世界,日本,雑記

Vol.3-4.28-835   ウクライナもう一つの戦争

2022.04.28

“ さあ!ミッションだ ”

そんな、ゲームのような軽いノリで始まっていいのか、と思ってしまうが、今、サイバー空間で激しいハッカー交戦が行われている。

ウクライナ戦争真っただ中で始まったのが過去最大級のサイバー戦争だ。

世界のハッカーが “ 反ロシア派 VS 親ロシア派 ” に分かれサイバー空間で激しい攻防を繰り広げている。リアルな戦争の陰に隠れてあまり報道されないが、血を見ない頭脳戦である。

ウクライナ政府が創設した「IT軍」も参戦した。

産経新聞によれば、

2月下旬、通信アプリ「テレグラム」でモスクワ証券取引所のウェブサイトをダウンさせる攻撃を呼びかけ、世界からウクライナを支持する十数万のハッカーが攻撃に参加したと報じた。

ウクライナでロシアに対する「デジタル戦」を率いるミハイロ・フョードロフ副首相は侵攻を受けた2月下旬、サイバー戦を宣言し、IT軍を創設、世界中から加入者をつのったところ、31万人のハッカーが加入したという。

IT軍はロシア国内の複数の銀行のほか、電力網や鉄道などの重要インフラを標的にした攻撃を実施。ウクライナを支持する他国のハッカー集団とも情報を共有し、サイバー攻撃の技術を磨いている。

英ガーディアン紙によれば、スイスのテクノロジーに精通している10代の男性などは、自らを「強力なハッカー」といい、「ウクライナを助けるため攻撃スキルを使いたい」と話したという。

ウクライナの外からロシアの軍事行動を妨害する組織も存在する。

例えば、ベラルーシの反体制派ハッカー集団「サイバー・パルチザン」は露軍兵士の輸送や兵器の輸送に使うベラルーシの鉄道シスレムにサイバー攻撃を仕掛けているという。

また、あの有名な「アノニマス」は3月上旬、ロシアやベラルーシ政府などに関連するウェブサイト2500以上をハッキングしたと発表した。

一方、ロシアに味方するハッカー集団はどうなんだ!ということだが、ロシア軍のハッカーと、ロシア系ハッカー集団「コンティ」がロシア支援を約束している。

ロイター通信によれば、ロシアのハッカー集団がウクライナの変電所にサイバー攻撃を試みたとの報道もある。

現在、サイバー戦に参加している代表的集団は

<ウクライナ側>
・ウクライナ政府軍の「IT軍」
・ベラルーシの反体制派ハッカー集団「サイバーパルチザン」
・国際ハッカー集団「アノニマス」

<ロシ側>
・ロシア軍のハッカー
・ロシア系ハッカー集団「コンティ」

ここに中国がロシア側について参戦するとなると、まさに世界サイバー戦争の様相を呈す。互いにインフラへの攻撃が最も懸念されるが、致命的な損傷となると兵站への影響が避けられない。

今、まさに国境なきサイバー戦争が過去最大級の規模で行われているのだ。

しかし、どちらも非国家主体、ウクライナ、ロシアの制御が効かなくなったとき。サイバー暴走の危険性がある。血を見ないが故に罪悪感乏しく、まるでゲーム感覚のようにエスカレートする。

新たな戦争を引き起こす火種となりかねない。

血を見ないもう一つの戦争も、終焉を見定める必要がある。

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