「放っておけぬ」とは

世界,日本,雑記

Vol.3-5.24-861   「放っておけぬ」とは

2022.05.24

林芳正外相は22日、新潟市内で講演し、新型コロナウイルス感染が拡大する北朝鮮への支援を検討する必要があるとの認識を示した。

「あそこの国とは国交もない。だから放っておけばいいとはなかなかならない」と述べた。

さらに林氏は、コロナ感染を放置すると新たな変異株が世界に広がる恐れが生じると強調。「世界全体で立ち向かわないといけない。北朝鮮の状況をよく把握する努力をしなければならない」と述べた。(産経新聞)

状況を把握する努力は当然であろう。世界に広がることを阻止する対策も必要だ。かといって支援を検討する必要性があるのか。

感染拡大を阻止するなら、北朝鮮からの渡航を一切禁止すればいい。コロナ鎮静化までの渡航禁止をWTOはじめ世界に働きかけ徹底することこそが最良の対策ではないか。

支援はすでに韓国がその意向を示している。もし日本が支援をするなら、韓国と連携し拉致被害者救出に糸口が見いだせるかがすべてだ。それ以外に支援をする必要性など全く見いだせない。

むやみやたらに日本海にミサイルを撃ち込む国家相手に何が『放っておけぬ』だ。本来、放っておけばいい話だが、拉致被害者救出の手立てになればと考えるだけだ。

今まで、どんな支援もメッセージにも反応しない北朝鮮がコロナに手を差し伸べただけで何かが好転するなど考えられない。

いとも簡単に “ 支援 ” などと、口にしてほしくない。どこかの国に気を使うなどの意味を含めているとすればもっての他だ。

北朝鮮は、4月末から18日までに197万8230人を数えた感染者。3日後の21日で264万人に達したという。人口の1割を超えた。反面、累計の致死率は格段に低く、「0.003%」だという。日本の少ない致死率0.35%の100分の1より少ないなど、世界とかけ離れた状況からしてすべてが信用に値しない。

2年間全く感染者ゼロが、3年目にして急に感染者が発生、たった一ヶ月半で200万人。そうかと思えば、急に減少傾向にあるという。「感染状況は初期の急速な増加から減少傾向に移り、安定的に抑制、管理されている」と報じ、「党が講じた非常防疫政策が極めて正当だということを明確に実証している」というのだ。

世界が2年間苦労して押さえこんできたことを、ほぼ1ヶ月ですべてのストーリーを表現してみせる。まるで、長編映画 “ コロナウイルス ” のダイジェスト版を演じているかのようだ。

世界で最も「不思議な国の話」を聞いているようだ。そのコロナの最中に、故玄哲海氏の国葬を盛大に行い自ら棺を担ぎ、涙を流してみせる。

この人間の頭脳回路はどうなっているのであろう。

世間の注目を何とか集めたい、誰も見向きもしなくなったら生きる甲斐を無くし死んでしまうのではないかと思うほどだ。

ロシア、中国、イランなどが遊んでくれなくなったらもう発狂するのではないか。悪の枢軸に思うように遊ばれて使われて、用無しになれば容赦なく捨てられる。

そうならないために一時たりとも手足を止められない。

ニュースにならなくなった時、ご臨終の時かも知れない。その前に、日本に拉致被害者を全員返し、ひと時でもこの世にいい思い出を残したらどうだろう。

“ 後悔先に立たず ” だ。今こそ実行してみるがいい。「拉致被害者全員解放」し、今まで見たことのない、この世の春を見ようではないか。

ブータンではないが、一瞬にしてとは言わないが、世界で一番幸せな国になることも夢ではない。ウクライナで世界が揺れる中、今がチャンスだ。

天国か地獄を選ぶか、アリスのようにいい夢を見てみないか。

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