不可解な国・韓国

世界,日本,雑記

Vol.3-8.6-935  不可解な国・韓国

2022.08.06

韓国・尹大統領の考えていることが全くわからない。

文在寅前大統領で最悪の関係になった日韓関係。その正常化に向けて強い意欲を示したはずの尹政権。またもや竹島近海で不法な調査を行った。

韓国が不法占拠する竹島で無許可で海洋調査をした最初が、就任した月の5月29日。

その後は、日本大使を就任させるなど、関係改善に意欲をみせた。関係改善のためであろう、安倍元首相に弔意を示し、使節団を日本に派遣する「弔問外交」をしたり、徴用工問題のための直接的な解決法を示したり、とりあえずは前向きと思われる動きがいくつかあった。

にもかかわらず、今度は7月下旬、またもや不法占拠する竹島周辺海域に1週間程度の間に韓国の海洋調査船3隻が相次いで確認された。また元の木阿弥である。

韓国側は不法侵入に対し、「正当な調査活動だ」と開き直った。竹島周辺で同時期に複数の韓国調査船が投入されるという異例ともいえる行動をとる理由は何なのか。今、最も重要なのは両国の関係修復ではないのか。それどころか、関係悪化を意図的にやっているとしか思えない。

岸田文雄首相は7月19日、初来日した韓国のパク・チン外相と官邸で面会したが、当初6月中が予定されていた来日が調査の発覚などで見送られたばかりである。

挑発か?、バカにしてるか?、甘く見ているのか?、それともさらに悪化させ中国に寝返るつもりか?

今回、最も緊張が高まった米国・ペロシ下院議長が台湾を訪問。その後、韓国訪問が予定されていたにもかかわらず、休暇中を理由に面談すらしない政治感覚。尹大統領は危険な賭けに出るのではないかという不穏な空気を感じる。

尹錫悦韓国大統領、就任当初から関係改善に前向きな姿勢を示しているが、親日ではない。どちらかと言えば根は逆である。

しかし今、最も必要なのは極東の安定である。悠長に構えてる余裕はない。早々に日・米・韓の強固な関係構築は米国の要請でもある。その極東の安定への行動がどうも伴わない。

米国の重要な人物が緊張の中、訪韓したにもかかわらず休暇中を理由に自ら面談を放棄するとはいかなる魂胆があってのことか理解に苦しむ。

今回のペロシ訪台でいち早く、反対表明し親中をアピールした北朝鮮。これで、中国・露・北朝鮮のトリオが固まったことで、周りは敵に囲まれた。果たしてどうする。当然、日米韓の紐帯強化を図るのが常道であろう。

尹氏の頭の中に、今やるべきことの重要性が定まっていない。素人の政治家と言われる所以だが、ある意図を持って別の方向に向かっているとすれば重大事である。

支持率は、過去の新任大統領に見られないほど急落し、28%まで落ち込んだ。

徴用工問題が国民を納得させる解決策が見いだせないとすれば、それこそ政権運営すら危うい。そこで、9月にタイムリミットを迎える日本企業の資産売却。万が一日本に実損がでれば、日本は以前から警告しているように、韓国への報復ともとれる措置をとらざるを得ない。

世界は敏感である。韓国が資産売却始めた時点で、日本の金融制裁を想定したウォンを売りが始まるのではないか。

専門家は「韓国の銀行のドル資金を枯渇させることで国家破綻に直面する」と指摘。金融制裁の効果は衆知の事実だ。

ただ、日本は国際社会から「日本の制裁はやむをえない措置である」と韓国の国際法を無視した数々の無法性をアピールしなくてはならない。

もし、日本の金融制裁が引き金となって韓国破綻となれば、ここぞとばかり中国が助け舟を出す。そこまで見越してペロシと面談しなかったとしら、日本資産売却はすでに決定事項かもしれない。

日・米にとっては重大事、極東は一気に緊張が高まり、日・米・韓は危機的な状況に見舞われる。

こんな危険な賭けに出るとは思えないが、あまりにも杜撰な政治運営、煮え切らない尹大統領からそんな香りがするのである。

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