軍事と平和は一体であることへの理解

世界,日本,雑記

Vol.3-8.20-949  軍事と平和は一体であることへの理解

2022.08.20

温厚な岸田総理が内閣改造後の記者会見で、今後の重点的に取り組む一つに「防衛力の抜本強化」を挙げた。

以前なら蜂の巣をつつくような騒ぎになったであろうが、さすが今回は違った。

防衛大学教授・神谷万丈氏の「平和のための軍事研究」という論説記事がある。それによれば、
「ウクライナ戦争の衝撃は日本人の安全保障意識を劇的に変えた。防衛力強化の必要性を認識し、何が何でも反対する姿勢から議論をする姿勢に転換した」

とはいえ、神谷氏は、日本学術会議による「軍事研究」拒否というハードルは高いと懸念を示す。

「防衛のために何が必要かに結論が出たとしても、それだけでは防衛力の強化が達成されるわけではない、必要とされる武器や装備品を実際に調達することが重要だが、ここに日本の弱点がある」と指摘。

「世界において兵器は同盟国や友好国などと国際的に共同開発するのが定石。しかし日本の防衛産業は、武器輸出三原則や日本学術会議による軍事研究の拒絶が大学との連携を実質阻止、軍事産業の発展を阻害してきた」

「という実態で、同盟国や友好国から見れば、残念ながら魅力的パートナーとはみなされない」

「この状況を改善するには、大学等の研究機関において防衛省と連携して技術開発を行うなどが必要だが、日本学術会議が足かせとなり進まないのが現状」

※<武器輸出三原則は、共産圏と国際連合決議による武器禁輸措置をとられた国、及び紛争地域への武器輸出を禁止したものであり、他の地域への武器輸出は「慎む」とされ、原則として武器および武器製造技術、武器への転用可能な物品の輸出が禁じられていた>

日本学術会議は日本の “ 癌 ” となっているのである。

今この時点においても日本学術会議は「戦争を目的とする科学研究は絶対行わない」との声明は変更ないと断言する。

神谷氏は「軍事目的の研究はいけないとする発想には決定的な問題がある。それはこの発想が、平和と軍事を180度正反対の絶対に相容れない概念だとみなし、平和を構築する上で軍事力には不可欠の役割があるという認識を欠いた誤った軍事観に基づいていることだ」という。

そして、必要な研究を否定するな、として
「確かに軍事力は、平和を破壊する道具になる危険なものだ。だがその危険な道具を用いることなしには、軍事力を振り回してくる相手に対して平和を守ることは不可能だ。戦後の日本人は、軍事力の二面性を理解せず、その危険性ばかりに目を奪われてきた。」

つい先日起きた中国の台湾威嚇軍事訓練で
「中国のミサイルのEEZ着弾が物語るように、日本は軍事力を国益追求の道具として用いて恥じない国に囲まれている。ロシア、北朝鮮、中国しかりだ。そうした国々を前に、日本の科学者が平和のための軍事力に関する研究から目を背けることが何を意味するか」

GHQの洗脳から未だ解けないといというか、まさしく戦後レジームに縛られた姿がここにある。

各国では軍と大学の連携は一般的であるし、むしろ強まる傾向にある。日本は真逆である。

米国では国防総省の国防高等研究計画局が有名だが、自身で研究を行わず、民間の企業や大学、他の政府機関に研究を委託している。

中国では「軍民融合」を掲げ、民間技術の軍事転用を進めている。

英国では、英ロンドン大キングス・カレッジの戦争研究学部が、戦争や紛争、安全保障の研究に特化した世界有数の学術機関と知られる。同学部は「平和に生きるために戦争を理解する」と掲げ、世界各国の政府や軍の実務担当者と協力し、安全保障や防衛、紛争に関わる問題で政策への助言などを行う。という。

同学部に留学経験のある鶴岡路人氏によれば、「日本では安全保障を学んだ学生がそれを仕事にできる職場が政府以外にほとんどない」といい、日本の学界で安全保障を研究する層の薄さにため息をつく。

日本では『戦争は悪だから研究すべきではない』という意識が支配的。これも「日本は悪い戦争をした悪いヤツ」の洗脳から抜け切れていないということだ。

戦後77年世界で最も平和で善人が住む日本で、「戦争反対を叫ぶ人のイメージは、日本が引き起こす戦争」なのである。ここまで日本人を信用できず、あるいは世界を冷静に俯瞰することの出来ない日本人とは、、、

他国から派遣された反日スパイが日本の中枢にアメーバのように浸透しているとしか思えない。

その使命は「日本人を平和ボケのままにし、武器をつくらせず、武器を持たせず、軍隊を作らせず、防衛費を上げさせず、大学で軍事研究をやらせず、靖国には参拝させず、韓国併合を植民地と言い換えよ、等々」。洗脳された日本人スパイが主要機関に入り込み、あらゆる手を使って日本弱体化を極めて巧妙に侵食しているとしか思えない。

ノーベル賞をいくつもとる優秀な日本人が77年間も、洗脳から脱出できないとは考えられない。日本を操るスパイ組織の実態は、、、日本浸食する癌病巣とは何か?、、、決して荒唐無稽な話ではない。

思い出しても見よ、4年前の『サイレント・インベージョン』の衝撃を

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