立憲民主党 “ 旧 ” 執行部復活?

日本,雑記

Vol.3-8.28-957   立憲民主党 “ 旧 ” 執行部復活?

2022.08.28

立憲民主党が26日、両議院総会で執行部を刷新した。

刷新したといえば何か新鮮味を感じるものだが、「昔」活躍した人がぞろぞろと顔を出してきただけ、平成の良き時代を楽しむ同窓会のような雰囲気が充満、生き生き感は全くない。

この令和の時代に、何かを変えようという前向きの精神ではなく、“ 平成の時代は良かった ” もうダメだ、あの時代の夢をもう一度、復古型執行部という感じである。

支援者や国民は、「なんだ、昔見た人ばかり、終わった人じゃないの?」で、新鮮味どころか、旧社会党末期を思わせる匂いすら漂う。

代表:泉健太
幹事長:岡田克也(元外相)
代表代行:西村智奈美
代表代行:逢坂誠二(留任)
国対委員長:安住淳(元財務相)
選対委員長:大串博志
政調会長:長妻昭(元厚生労働省)

党内からも、やるぞ~という元気な声は聞こえない。
「ちょっと食傷気味だ」(岡田克也)
連合幹部からは「選挙に負けたからといって、コロコロ変わるのはよくない」と評判はイマイチ。

立憲民主党・泉代表は
「立民には首相や閣僚を経験した人が数多くいる。政権党を目指す姿をもっと打ち出す」と強調したが、先祖がえりの観が拭えない。

また、政権交代に備え、党内に「次の内閣(ネクストキャビネット)」を設けると明かした。

政権を奪還した時のイメージを国民にイメージづけようというのだろうが、政策ありきの政党色はなく、期待感を生むどころか、まだまだ反対政党のイメージが強い。

◎憲法改正反対 ◎防衛費増2%増反対 ◎原発再稼働反対 ◎靖国参拝反対 ◎カジノ事業反対 ◎敵基地攻撃能力の保有反対 ◎辺野古移設反対、、、はいいが、それに代わり得る安心できる政策を提示できてのことだ。

賛成なのは
◎女性宮家創設 ◎ジェンダー平等 ◎夫婦別姓賛成 ◎同性婚賛成、、、などなど日本破壊、家族破壊を目論む革命を想起させる。

日本の舵取りを任せるにはかなり現実離れしている。日本の伝統への希薄さ、革新性を帯びたいわゆる保守本流からはかなりかけ離れ、国民の不安をあおるだけである。

立憲民主党殿よ、お忘れではなかろう。

1994年(平成6)前代未聞、自民党の反対政党、社会党委員長であった村山富市氏が自社さ連立政権で第81代総理大臣になったことがあった。就任するや否や所信表明演説に臨み、「自衛隊合憲、日米安保堅持」と発言し、日本社会党のそれまでの政策を転換してしまった。エネルギー政策も原発反対から推進に転換した。

今までダメだと言っていたものを、政権のトップに就くや否や、自らの主張をいとも簡単に変え、現実路線に転じたのだ。

今回は一度政権を担った経験がある。そんなことは十分承知の上であろう。経験があるこそ、自民党とは違ったもっと現実的かつ国民をリードできるような政策を打ち出すことをしなければ、国民の目そのものを、立憲に向けさせることはできまい。

ましてや、共産と共闘するなどと言えば、次回選挙は消滅の危機を覚悟する必要がある。

なぜ、この激動の極東情勢を前に、自民党を超え真の保守本流と言えるような、大胆かつ緻密な政策を打ち出せないのか。政策で自民を凌駕するようなものを国民の前に提示できなければ、次回選挙は野党第一党の座を「日本維新の会」に奪われかねない。

流れは、改憲である。堂々と改憲で立憲民主が主導権を握る。エネルギー問題もここは、原発を一時的にという限定付でも、安全な新原発技術を導入して国民を安心させる。など、一歩前に足を踏み出し、本当に政権を獲ったらやるぞ、という意気込みや現実感を抱かせないと、マジに立憲は沈没するかもしれない。

安倍氏の国葬にしてもそうだ。

本気で政権をとるなら、国葬をチャンスとして、世界の要人との会談を積極的に模索し、“ 立憲に人材有り ” を示すチャンスという視点が必要だ。立憲が真剣に政権を取りにいこうとするならば、国葬は人脈をつくるチャンス、「ネクストキャビネット」を作る前に、世界を意識した動きや政策を立案しなければ信頼はえられない。

“ 仏作って魂入れず  ” ではダメ、意気込みも空回り地に足がついていない。アメリカの二大政党の如く、“ その意志ありや ” が問われるているのだ。

昔の社会党のように万年野党でいいというなら別だが、維新の会に先を越されるのがオチだ。

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Posted by 秀木石