安倍国葬反対6割は真実か

日本,雑記

Vol.3-9.27-987  安倍国葬反対6割は真実か

2022.09.27

本日、午後2時より東京九段の武道館で安倍元首相の国葬義が行われる。

安倍元首相の国葬をめぐり、市民団体が、関連する予算の執行差し止めなどを求めた判決が出た。最高裁は26日までに市民団体側の特別抗告を退ける決定をした。

「国葬に反対する市民団体側の主張は、最高裁でも認められなかった」とニュースは伝えた。

野党、特に共産党、立憲民主党、れいわ新撰組、社民党は葬儀も欠席で国葬反対は当初からわかっていたことだが、朝日新聞、毎日新聞、東京新聞はじめ、各テレビ局、もほぼ国葬反対。

どのワイドショーも正面切って賛成意見を述べる人間は皆無。ほとんどのコメンテーターが、これほど国民の中で賛否が分かれる、、、?と疑問を呈するばかり。

ネットでも国葬反対オンパレード、
◆「東京・渋谷区で安倍元首相の国葬の反対などを訴える大規模なデモが行われました。」
プラカードには「憲法破壊・安倍政治」「9条変えるな」

◆「新宿では「国葬の中止」を求める集会が行われています」
「なぜ、安倍元総理だけを国葬にするのか。理由が分からない」「国の税金を使ってまで国葬をする必要はない」などと反対の声が

◆「安倍元首相の国葬を許さない会」は26日、衆議院議員会館で国葬反対大集会を行った。ジャーナリストの鳥越俊太郎氏も出席。約15分間スピーチを行い「戦争に、そして核に最も近づけた総理大臣の国葬は絶対に認めることができません」と声を張った

◆上野千鶴子東京大名誉教授らが呼び掛け人に名を連ねた国葬反対の署名活動は、ネット署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」。賛同者からは「法的根拠のない国葬には反対」「費用をコロナ禍で大変な思いをしている人に使うべきだ」などのコメント

◆安倍晋三元首相の国葬に反対する署名活動を行っている四つの市民グループなどが5日、40万4258筆が集まったことを明らかにした。旧統一教会との関係や弔意の強制などさまざまな批判が上がる中、短期間のうちに署名数が伸びたとし、「国民の中にいかに不満が渦巻いているのかを証明している」と改めて国葬の中止を求めた

◆演出家の宮本亞門さんは13日に自身のツイッターで案内状が届いたことを報告し、「どうしてこれが僕に?」とつぶやいた。TVワイドショーのいインタビューで案内状の原本もカメラにかざし、「東京オリンピックに反対した僕に何故?」と疑問を呈した。当然のごとく欠席を表明、挙句の果てに3年前に名前を亜から亞に変えたが変更されていなかったと苦言を呈し、政府にダメ出しまで行う始末だ。

まさに、新聞、TV、ネット、法廷までを含め総動員で “ 国葬反対 ” に血道を上げる反対集団がいる。

反対者はほぼ常連メンバー、共産党や立憲民主の支持者で特別のことではない。

宮本亞門氏のように、わざわざ国葬の招待状が届いたことをツイッターでつぶやくことで、多くの反対派を勇気づけ、世間にアピールする狙いであろう。

宮本氏は2020.5「検察庁法改定案」に反対するツイッターデモに参加し大いに反対派に貢献した。この影響もあってか、安倍政権は同法案の国会成立を断念した。「赤旗」で賛辞される人間である。拒否することがわかっている相手に敢えて送る政府もどうかと思うが。

◆週刊新潮のネット版「デイリー新潮」は「安倍昭恵夫人の “ 国賓レベル ” の警護はいつまで続くのか」と題した記事を掲載した。ネットで拡散し、昭恵氏は「私が外出するとみなに迷惑がかかる」家に閉じこもるようになったという。

死からそれほど立ってない時期に書かれた記事。その無神経さは日本人が薄れて行くそのものである。

安倍氏国葬の賛成者に20代30代が多く、60代、70代に反対派が多いと言う。ワイドショーの影響でアベガ―になっていくというのだ。

アベガーとは、安倍政権やその首班であった安倍晋三に対し、主にTwitterなどのSNS上で過激に批判する勢力及び個人を意味するインターネットスラングである。

反対者の顔ぶれ、扇動する有名人もほぼ一定の人達だが、新聞をはじめマスメディアのほとんどがそれに同調する日本社会。平和で温厚な人間が住む日本であるが、反対派の声は大きく、保守的な方の声はいつも静かである。

ネットで “ 安倍氏の功績 ” を検索しても、高い評価はほとんどが海外の声である。日本での高い評価は数少ない月刊誌2誌と産経と読売新聞程度。全国地方版も反対派朝日・毎日の流れをくむ。

今日は国葬当日である。大声でそしり、乱すような振る舞いがあれば、礼節を重んじる日本の姿とは正反対の姿が海外に報道される。

ジョージアのティムラズ・レジャバ駐日大使はツイッターで国葬をめぐり「個人に対する目に余る言動に心を締め付けられております」「今は政治ではなく日本全体の姿が試される局面です」と投稿した。

外国人から受けるこの忠告は重い。

60年前の10月、政敵であった淺沼稻次郎が演説のさなか、暴漢の凶刃に倒れた。まさに安倍氏と同じである。しかし、その追悼演説に自民党・池田勇人は、衆議院本会議で、

日本社会党中央執行委員長、議員淺沼稻次郞君は、去る十二日、日比谷公会堂での演説のさなか、暴漢の凶刃に倒れられました。私は、皆様の御賛同を得て、議員一同を代表し、全国民の前に、つつしんで追悼の言葉を申し述べたいと存じます」と冒頭で述べ、浅沼氏の数々の功績を披露し、最高の敬意をもって応えたのである。

今日の政敵の姿は見るも無残。死者に対する日本の礼節や今いずこの感を強くする。

今日行われる国葬義、謹んで安倍氏のご冥福を祈るとともに、国葬義がしめやかに、滞りなく終わることを祈るばかりである。

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Posted by 秀木石