沖縄よ覚醒せよ!日本防衛の牽引者として

日本,雑記

Vol.3-10.17-1007  沖縄よ覚醒せよ!日本防衛の牽引者として

2022.10.17

ひろゆき氏の “ 座り込み 3011日 ” 問題から、全国民が沖縄基地問題を真剣に考えると思いきや、どうもその方向にはない。反対派の感情論だけがクロースアップされるだけで、本来の前向きな議論へ発展しないのは残念でならない。

真摯な議論を全国に広げるチャンスと考えたが、「本土人がどうのこうの、沖縄差別だ」などと、どうも議論がかみ合わず、建設的な議論にならない。

何といっても沖縄は日本の防衛上、地政学上も、最も重要な位置にあることは間違いない。

沖縄の方は長年の基地負担で、特に基地としての役割、重要性、プラスマイナス、あらゆる面で熟知したリード役となれるはずである。

尖閣を始め現実に日々脅威に晒されているのである。今こそ沖縄の防衛、日本の防衛のために国家的見地に立って議論をリードする最適任者であるはずである。

本来なら、沖縄県知事がリードしなければならないが、残念ながら国防という視点よりも沖縄基地負担を減らせ!辺野古移設反対オンリーから脱却できないでいる。

今、この国難を乗り切るには沖縄の重要性の議論を避けては通れない。北朝鮮だけのミサイルだけではない、沖縄のEEZに5発もの中国のミサイルが撃ち込まれたのである。県民はその恐怖にどう立ち向かうのか、政府に対し、沖縄防衛の具体的方策の検討を依頼したのか、ジイは寡聞にして聞かない。

いろんな意味でひろゆき氏のツイートは沖縄を考える良いきっかけになったと思う。

産経の川瀬弘至論説委員が「沖縄の『民意』と勘違い」と題したコラムを書いている。

川瀬弘至氏は沖縄に赴任して2年半が経つという。川瀬氏は現地に実際住んだ実体験を踏まえ得て書いている。

その一部である。

「沖縄では住宅地と隣り合わせに米軍基地があり、いつも騒音などの被害に悩まされていると、本土の人は考えがちである。

しかし本島南部の那覇市で暮らしている限り、日常生活で基地を意識することはほとんどない。・・・

基地被害が顕著なのは、本島中部や北部の一部である。世界一危険といわれる米軍普天間飛行場や嘉手納飛行場があり、住民の負担も大きい。

7月には近くの民家で銃弾が見つかり、米軍の流れ弾か!と地元メディアや革新勢力が大騒ぎする事件もあった。・・・悪質ないたずらだった。

不思議なことに、米軍基地のある中部や北部より、影響の少ない那覇市などの方が、基地への反感が強い傾向がある。

普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する玉城デニー氏が、移設容認の佐喜真氏を破った9月の知事選でも、市町村別の得票数で最も差が開いたのは那覇市だった。

一方、当事者である宜野湾市や名護市では、逆に佐喜真氏の得票数が多かった。金武町も佐喜真氏の方が支持を集めている

知事選と同日投開票の宜野湾市長選と同日投開票の宜野湾市長選では、移設容認の現職が反対の新人を破り再選を果たしていた。地元紙によれば「あり得ないレベルでの圧勝」でだ。名護市議選でも、移設を黙認する市長の支持派が」過半数の議席を獲得した。

知事選後、玉城氏や革新勢力は『辺野古反対の民意が示された』と鼻息が荒い。政府に対し『民意を踏みにじるな』と、以前にも増して対立感情をあらわにする。

だが、ちょっと待ってほしい。移設により普天間飛行場の早期返還を願う、宜野湾市民や名護市市民の『民意』をどう考えるのか」

と疑問を投げかけた。川瀬論説委員も赴任当初 “ 座り込み ” 現場を尋ねている。やはり誰もいなかったそうである。

同じように、ネットで東洋経済オンラインで青沼陽一郎氏が書いている。

「私も辺野古には繰り返し訪れてはいるが・・・・・ひろゆき氏の現場評価はともかく、彼が訪れる3年も前、掲示版の抗議日数でいえば1811日の時点でも、実は誰もいない閑静な状態が続いていた。

数百メートルは道沿いにシートの屋根が続いて、人の居られる空間はできているはずなのに、そこに誰もいないのだ。・・・それぞれのシート屋根の下には、それぞれの抗議表明のプラカードや旗が置かれているが、ところが人影がまったく見当たらないのだ。

まるで、・・・夏の去った海の家のような光景だった。拍子抜け、というより、期待を裏切られた思いだった。

・・・もぬけの殻の抗議現場の前に「新基地断念まで座り込み抗議 不屈1811日」という日数を記録した掲示版とのコントラストは、やはり違和感は拭えなかった。」という。

「・・・つまり、土砂の搬入のない日、工事のない土曜日、日曜日は抗議活動もお休みになる

「あれはパフォーマンスだよ」地元の住民がそうこぼしていた。というように、契約社員のように決められ日、時間にそこへ行く決まりを何年も続ける。彼らも高齢になり人数が減る一方というのが現状のようだ。

それはともかく、沖縄選での民意というなら知事選だけなく、宜野湾市長選挙、名護市議選で移設容認派の圧倒的勝利は民意ではないのか

そのことだけをどうこういうわけではないが、あまりにも偏見に満ちた沖縄情報の発信になっていないであろうか。

ジイは、冒頭でも申し上げたように、日本が置かれた極東諸国の脅威において、その最前線にいる沖縄の現状を知り、沖縄の防衛と日本の防衛を考える機会としないでどうするのだ。その旗振りは沖縄の情報発信が最もリアリティをもって伝わると信じるものだからこそ言うのである。

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Posted by 秀木石