15名の最高裁判事の日本改造革命

世界,日本,雑記

Vol.4-11.2-1142   15名の最高裁判事の日本改造革命

2023-11-02

神から授かった性(男・女)を自らの意思で変える。
人類が確認されて約七百万年、人間はついに性への領域に手をつけた。

10.25日最高裁判所は15人の裁判官全員一致で、今まで<性同一障害の人が戸籍上の性別を変更する際に生殖機能をなくす手術が必要だったものを違憲とし、今後は手術なしで性別を変更できる>としたのだ。

これからは「私は男になりたいと思えば、女性としての生殖機能を保持したまま男になれる」。もちろん男から女へもしかり。チン・・をぶら下げて私は女だと堂々と叫べるのである。

懸念されるのは、
◇ 戸籍上 “ 男性 ” である者が出産するという事態が発生する可能性
◇ あるいは、戸籍上 “ 女性 ” という人物が“チン・・” をぶら下げて女湯へ入ってくる、あるいは、女性が女性をレイプするという可能性も否定できない

もしそんな犯罪が起きた時、親を選べない子供にとっての将来はあまりにも過酷である。
最高裁は「そんな状況は、極めてまれで、混乱は限定的」だという。

平成31年(4年前)に最高裁は「現時点では『生殖機能なし』が条件だが、社会の変化などに応じ変わりうる」と補足意見を述べている。その4年後の変更である。補足意見はその後の『生殖機能なしは違憲』とする道筋を展望した計画性を疑う。

その証拠に最高裁は
①(生殖器のをなくすことなそど)制約の必要性が社会の理解拡大などで低減する一方
② 医学的知見の進展で・・・とあるが、
①の・・・社会の理解がどのように進んだのか?、具体的な事例を多数上げ実証してほしいものだ。それどころか、行政主導で進められた最新の『男女共用トイレ』が女性の反対で廃止になった事例がある。ジェンダー男性が女性領域への日常的立ち入りに警戒感があるのが実態ではないか。何をもって “ 理解が進んだ ” と踏み込んだのか国民に分かりやすく説明いただきたい。この事例をみても、極少数のトランスジェンダーに盲目的にフォーカスするあまり大多数の普通の女性への配慮が一切見られないという極めて危険な革新性がみられる。

男性器を備えた戸籍上女性が出産するなどの懸念も最高裁は『極めてまれで、混乱は限定的』と判断している。

これに対しジャーナリスト・櫻井よしこ氏は
「混乱は限定的だから無視してもいい」という理屈は成り立たない。と指摘している。さらに、15人の最高裁裁判官が幾百世代もつながってきた日本の価値感や社会の根幹を変えようとしている。たった15人の判断でこんな大事なことを変えていいのだろうか。

さらに「日本では最高裁の裁判官について一人一人のキャリアや考え方などの詳細な情報はほとんど知られていない。氏名・任命権は内閣にあるが、弁護士会枠や外務省枠などがあるのが実態だ。法律は日本国民の望む方向に社会をつくっていくためのものだ。なぜこんなに多くの国民が不安を感じ、多くの女性が信頼できないと思っているような方向に社会を変えていくのか、理解できない。最高裁の裁判官は国会同意人事にすべきだ。

まさにその通りではないか。

今回は誰一人として懸念を示すことなく15名全員一致とは驚く。

最高裁の判決は地方裁判所にとっては “ 徳川の印籠 ” のようなものだ。
早速「静岡家裁浜松支部」が最高裁の決定を踏まえ
① 性別変更後の出産はまれで、混乱も限られる
② 国際的に手術要件は廃止される化傾向にある
③ 性的少数者への理解増進法が今年施行されるなどの社会情勢の変更がある

として、まるで右向け右のような反応であるが、
① の混乱だが・・・限定的であればいいのか、という櫻井氏の意見にいきつく
② の国際的だが・・・国家の文化、歴史に大いに左右される問題である。国際事情を参考にする程度ならいいが、判断材料にしている。ここに日本文化、歴史的事情が一切加味されていないところに革命思想に傾く裁判官の実態がみえる。穏かな日本文化への面影はまったく見られない。
③ 社会情勢の変化うんぬん・・・とあるが、上記に示したように国際的流れに便乗するように急進的革命思想を日本に根付かせる意図がみえる。

15人の裁判官が一人も反対意見がない全員一致の意見集約。そこには一気に一つの方向に進めるべき、最高裁事情があるのではないかと推測する。

最高裁判所のHPを見ると判事15名の顔写真がある。一人一人の裁判官の経歴、心構え、好きな言葉、趣味などがあるが人物像を想像するにはあまりにも情報が少ない。

顔ぶれを拝見する限り、松下幸之助や本田宗一郎のような人相にはない人相であることだけはわかった。

いろんな推薦枠もある。我々は衆議院議員の選挙の度に、最高裁判所裁判官国民審査の投票をする。しかし、ほとんどの人はよく理解せず〇×をつけるか白票を投じているのではないか。今回改めて最高裁裁判官の意義を意識した。この最高裁の権限の強さだ。それだけの強権を与える人物をほとんど知らない。日本の盲点である。櫻井氏の言うようにまずは国会同意人事にすることから始めなければならないのではないか。

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