インバウンド・中国
Vol.1-5.15-121 インバウンド・中国
V2020.05.15
楊 海英(よう かいえい)氏は、中華人民共和国内モンゴル自治区出身の文化人類学者・歴史人類学者で、2000年に日本に帰化された方だ。
新聞の論説にジイは同感した。
中国武漢ウイルスが過ぎ去った後、日本の経済と教育を健全な状態に戻すために、中国のインバウンドについて語った。
先ず
※「中国からのインバウンドに期待しない方が良い」という考えだ。
<その理由は>
「優雅な銀座から美しい着物に身を包まれた紳士・淑女が姿を消し、道に唾を吐く団体客が闊歩。歴史ある日本橋のデパートを日本人が敬遠し、身に合わないブランドで全身を飾り、大声で喧嘩しているような成金が店内に陣取っていた。」
「そもそも¨観光¨とは、異文化の¨光¨を見出そうとする美徳の伴われる行動で、その「光の価値」がわかる教養を身につけていないといけない。残念ながら中国人観光客には経済力があっても文化力は疑わしく、真の意味での「観光」は成り立っていない。
観光客の素養が高くなるまでまってもいいのではないか」と
う~ん、おっしゃる通りだ。しかし、チャイナマネーの旨みを知ったエコノミックアニマルにそこまで待てる品性に疑問を持たざるを得ないが、、、。
楊教授は、まだまだ、中国を礼賛する「進歩主義史観」を持つ左派人の多いことを警戒する。
多くの大学では中国人、モンゴル人、ウイグル人が学んでいるが、チベットなどの留学生が、自民族の置かれている抑圧の状況について意見をのべると、「非客観的」と叱責されるが、漢民族の学生が、中国の独裁政権をいくら賛美しても「客観的になれ」とのアドバイスはないという。
このような進歩的左派の教授は、中国人留学生の間では「中共風日本人教授」として有名だそうだ。
文科省はじめ教育界にはこのような中共風日本人が実に多いことだ。言わずと知れたマスコにもはびこっている。
楊教授は、「中国にたよらず、健全な日本は相手を慎重に選んで別の発展の道を模索した方いい。危ういインバウンドに頼る必要はない。」と日本にアドバイスを送る。
ジイもその通りだと思う。
出来ることなら中国、韓国には5年~10年の冷却期間を置きたい。
ましてや、秋以降に国賓として習金平主席を迎えるなど絶対あってはならない。
日本人よ金に目をくらんではいけない。サプライチェーンも見直し、少しづつ中国離れをしなくてはならない。
中国が、尖閣強奪を諦め、シナ海すべてを自由航行できる海として世界共通の認識を持つ、少数民族の弾圧をやめるまで、最低限の付合いでいい。
問題は、すべてとは言わないが、大多数の日本人が中国離れによる経済的マイナスを覚悟できるかということだ。
それを考える大いに不安だ。
何故か中国・韓国になると腰がひけてしまう。中国詣でをする政治家は今も多いが、何が目的でそこまでへりくだれるのかわからない。特別に何か良いことがなければそこまで「心をみつぐ」ような態度をとるだろうか。ちょっとおかしい。
政治家が中国主席と面会する場面。日本の飼い犬がべシッポを振って買主に近寄る姿そのもので、両手を差し出しながら自ら満面の笑みを浮かべ歩み寄る姿は、「日出ずる国から日沈む国に」とした太子の精神や今いずこだ。
悲しいかな、楊教授がおっしゃる通り、一言で言えば日本人でありながら、反日日本人が多すぎるのである。マスコミも含め、これほど自国を嫌う日本人が多い国は世界広しと言えどあるまい。
大新聞のほとんどが反日、朝日、毎日、東京中日。親日と言えば産経と読売(?)程度だ。
日経は新聞であるが、ジイは経済紙と認識。地方紙も朝日、共同通信からの情報を受けていることを考えるとほとんど反日である。唯一北國新聞が親日かもしれない。
よくもまあこの四面楚歌の中で「民主主義・独立国家」が維持されていることに感心する。
「愛する日本」ジイの本心は中国とも、韓国とも仲良く付き合いたい。
しかしだ、その両国に気づかい。日本のために血を流した御霊に天皇も国家代表の総理もお参りができないこの悲しい状況、果たして「独立国・日本」といえるのか。
日本を語る時、必ずここに行き着く。
楊氏のご指摘の通りだ。
日本人自身が日本を真から愛する人ばかりであれば、今起きている中国と韓国との問題はすべて解決する。何故なら、すべて日本人が仕掛けた問題だからである。
日本を愛することが、どうして他国を傷つけることになるのか?
相手のプロパガンダということにどうし気づかないのか。
楊海英氏、呉善花氏、石平氏など帰化した外国人の方がよほど日本の文化を理解し愛している。
嬉しいが、これが日本の悲しい現実だ。