奇妙な成功
Vol.1-5.17-124 奇妙な成功(新型コロナウイルス)
2020.05.17
¨ 奇妙な成功?¨ なに、この言い方
「ざけんじゃねぇ~」と言いたいところだが、韓国・台湾に比べれば多いわけだ。
いずれにしてもこの「奇妙な成功」という言葉づかいが気になった。
下記データが16日現在の「新型コロナウイルス」感染状況である。
<5/16 NHK 新型コロナウイルス・特設サイトによれば>
国 名 感染者数 死者数
1アメリカ・・1,442,824 87,530
2ロシア・・・・262,843 2,418
3イギリス・・・236,711 33,998
4スペイン・・・230,183 27,459
5イタリア・・・223,885 31,610
6ブラジル・・・220,291 14,962
7フランス・・・177,319 27,485
8ドイツ・・・・175,233 7,897
9トルコ・・・・146,457 4,055
10イラン・・・116,635 6,902
13中国・・・・・82,941 4,633
(日本・・・・・16,965 742)
43韓国・・・・・11,037 262
127台湾・・・・・440 7
たしかにベスト13までの各国との比較からすれば死者の数は極端に少ない。
奇妙とした、米外交誌フォーリン・ポリシーの論評記事だ。
「日本の新型コロナウイルス感染対策はことごとく見当違いに見えるが、結果的には世界で最も死亡率を低く抑えた国の一つであり、対応は ¨奇妙にも¨ うまくいっているようだ」と評した。
さらに
「日本は中国からの観光客が、ソーシャルディスタンスの確保も中途半端だ」と指摘。
「感染防止に有効とされるウイルス検査率も国際社会と比べて低いが、死者数が奇跡的に少ない」といい、「結果は敬服すべきものだが、単に幸運だったのか、政策が良かったのかは分からない」と述べたとある。
欧米のようにロックダウンするわけでもなく、強制力のない「緊急事態宣言」をしただけである。諸外国から「こんないい加減な対応」とわれても不思議ではない。
欧米帰りの日本人は、「えっ、こんなに人歩いてて大丈夫???」驚くほど街中に人があふれていた。
それなのに「こんなに死者数が少ないの?」「えっほんとかよ」
う~ん何と理解したらいいの、、、「奇妙である」と結論づけざるを得なかったのであろう。
ただ、推測の域を出ないが、日本人の衛生意識の高さには注目しているようだ。握手のしないのもそうだが、マスクの着用の徹底とか、帰宅後の手の消毒、中には外から帰ったらすぐシャワーを浴び、衣服を着替えるという方もいるようだから、意識は諸外国に比べればかなり高いことは間違いない。
それに加えて町全体が綺麗で強制されなくても自主的に己を律するという意識は相当高いのではないか。
この新型コロナウイルスが終息した時点で、世界はその詳しい実態を分析するのであろう。その時こそ本当の姿が浮き彫りになるはずである。
その時、
「極東の小さな島国「日本」は国民の優しさと正直さだけでなく、民度と教養の高さにおいて新型コロナウイルスに打ち勝った唯一の国である。まさに「武士道精神」が今も生きている世界の宝である」と。
世界中で賛辞の嵐が吹き荒れることを期待したい。
取り合えす、謹慎疲れもある、今夜はそんな夢を見たい。