少子高齢

日本 雑記

Vol.1-5.18-125  少子高齢
2020.05.18

少子高齢化が叫ばれて久しい。
ジイが子供の頃、我が田舎でも小・中学校1クラス48人いた。ところが今では5人、8人一桁である。近隣の街との統合が間近にせまっているという話だ。

2019年1月1日時点の日本の人口は1億2744万3563人。
1982年(S57)から減り続けている。

今始まったことではないが、一時期よりあまり騒がなくなったような気がしないでもない。
少子化を防ぐには、若い女性に結婚してもらって、できれば3人程度生んでいただくと少子化は止まるのであろうが、そんなようなことを当時の大臣が話したことがあったが、女性蔑視とされ、まるで子供を産む機械のようなニュアンスでとられ大問題になったことがある。

いずれにしても出生率が上がらなければ子供が増えない。よって人口は増えないということは当たり前のことだ。

原因はいくつかある。
その調査を見ると
一つは<晩婚化>
理由:18~24歳の若い年齢層で
①「まだ若すぎる」②「仕事にうちこみたい」③「まだ必要性を感じない」

理由:25~34歳の若い年齢で
①「適当な相手にめぐり会わない」 ②「まだ必要性を感じない」 ③「自由さや気楽さを失いたくない」

<女性が結婚をしない理由>
①主婦業の必要性が低下、結婚に魅力を感じなくなった ②自分の自由な時間が大切 ③他人と生活することは気を遣う存在が増える

<男性が結婚しない理由>
①仕事や趣味を楽しみたいから ②経済的余裕がないから ③相手が見つからないから(草食性)

理由はそれぞれある。言ってみれば、家族や親せき、村単位から個人の権利・意思が重要視される時代になったといいうことだろう。

生活の単位が「家」から「個人=核家族」に移った。そのため、生活のため夫婦共稼ぎが増え、子供が帰るころに親不在で子供に鍵を持たせる「鍵っ子」という言葉も生まれた。
個人主義が台頭し「家を継ぐ」ということが重要視されなくなり個人の選択の問題とされるようになり、家族から「結婚しなさい」という圧力もない。

我々ジイの時代は結婚しないと一人前という気がしなかったし、20代の内に結婚していずれ家をもつという一つの路線のようなものがあった。

ジイの感覚だと平成に入って正規雇用から派遣社員制度が急速に拡大し雇用形態が多様化した。それとともに所得の減少や社会保障制度の不安から、収入や将来の安定を考えると結婚に踏み切れない社会環境がある意味マイナスに動いたような気がする。

夫婦が共に働かないと経済的に苦しいという現実を考えると共に働きながら子育てをしなければならない。
専業主婦となると男性の収入が600万円以上が必要との試算もある。

少子化を食い止めようと、「育児休暇・保育園の充実」がなされつつあるが、不十分である。

子供の減少は、過疎地を生み、地方から活気が消えた。極端に減った地域では学校の統廃合から通学難民なる言葉が生まれるほど社会問題を引き起こすまでになっている。

それほど子供が重要なのは理解しているはずなのに、子供呼び込むためにつくろうとした保育園や幼稚園がうるさいと言って、反対運動をする高齢者がいる。
何という不幸な老人の多い事よ。きっと子供に見放され、あるいは孫に恵まれず、且つ家族の厄介者となった老人であろうと推測する。

ジイなどは子供の¨キャ~キャ~¨騒ぐ声や、大きな声で遊びに興じているのを見ると、嬉しくなってこっちまで元気になる。

ある過疎の島に若い夫婦が移り住んだ。小さなお子さんが一人、村の住人は村が明るくなったと喜んだ。
まるで我が子のように皆が愛し、村の宝として育てられている様子をテレビで放送していたが、子供とはそういう存在なのだ。

明治初期から、外国人の旅行者が日本紀行記を数多く残しているが、子供がことのほか大事に育てられていることが記されている。
これが日本の昔からあるべき姿だ。

もう何年も前から、ジイの田舎も子供がどんどん減り、小・中学校の校舎がいつの間にか一つになり、さらに子どの減少により、隣町との合併がもう間近になっている。田舎の風景もさらに変わってしまうだろう。

2019年現在、15歳以下の子供が1,512万人で、70歳以上の高齢者が2,618万人である。
仮にジイなどを含む70歳以上がこれから10年でこの世から姿を消すと仮定する。

今後、毎年子供が100万人生まれたとして10年で1,000万人
10年後を試算すると
2,618万人(現高齢者)ー1,000万人=1,618万人の減少になる。

10年後1,618万人の減少ということは、人口の少ない県から順に合計すると16県の人口に等しい。16県が日本から消滅するということだ。
恐ろしいほどの数字である。
①鳥取県②島根県③高知県④徳島県⑤福井県⑥山梨県⑦佐賀⑧和歌山⑨香川県⑩富山県⑪宮崎県⑫山形県⑬大分県⑭石川県⑮岩手県⑯青森県(2019年合計人口15,831,940人)

人口減少は我が国だけではなく、先進国すべてが抱える問題ではあるが、今後20年、総人口1億人は現実として受け止めなくてはならない。
すでに政府はやっていると思うが、地方の都市設計、福祉や働き方のあるべき姿の設計をし、国民に ¨早い時期¨ からその準備と心構えを知らしめる必要があるのではないかと思う。

ジイを含め団塊の世代は後10年、天国の過密が予想される。
諸氏よ!!予約はできない。心あれ。