事件はスマホから

日本 雑記

Vol.1-7.8-176   事件はスマホから
2020.07.08

<スクールポリスの警告>

『事件はスマホから起きている』
とした衝撃的タイトルで警鐘をならしているのは、元埼玉県警捜査一課・佐々木成三氏だ。

若者にとってスマホ文化はもう体の一部、スマホ片手に闊歩する姿は珍しくも何でもない日常の風景だ。
「スマホ忘れたら一日過ごせない」という女性の言葉を聞いたことがある。
特に若者にとってスマホはいのちの次に大切な物。生活の必需品となった。

公園で子供を遊ばせながらスマホ片手に何やらする姿も日常。電車でも当たり前、前列一列スマホを見てない人はいない。決して大げさではない。全員スマホを片手ににらめっこ、老人にとって不思議な光景に映るかもしれない。

中には、幼い子供がすでに ¨ スマホでゲーム ¨ も珍しくなくなった。

後、15年もすればジイなどの高齢者がこの世から消えてしまえば、その後の世界は、全国民がスマホですべてを処理する世界になることは間違いないだろう。

役所関係への提出書類のすべて、転入も転出も、マイカードをスマホで撮影。その画像を添付して送付すれば行く必要なし。
今回のコロナで一律10万円給付もトラブルが発生したが、基本的にはこの方式で窓口不要の処理になるはずだった。
銀行の口座開設も今じゃ印鑑不要。入出金はスマホですべて処理、通帳の発行もない。
コロナ問題はこれらリモート処理をさらに加速させるだろう。

そこで、怖いのが「事件はスマホで起きる」のである。

佐々木氏は指摘する。
現代は「ダークウェブ(闇サイト)」に到達できれば、拳銃でも何でも手軽に入手できるという。
また、「P活(パパ活)」や「PJ(パパ活希望の女子高生)」、「野菜」などの隠語を多用し、ツイッターを介して援助交際や大麻取引なども行われている。中には自分のゲームデータをギフトカートと交換で売っている子も少なくない。
子供の方がそういった世界に詳しくなっている。恐ろしい時代だと指摘する。

もちろん今はキャッシュレスの他、銀行やクレジットカードの電子決済、そして家の鍵までをスマホにできる時代、だからこそ、スマホがなくなった時のリスクヘッジをしなければならない。

多くの人達はSNSのリテラシーが足りないと言う。

例えばこんなことも注意が必要だ注意喚起する。

「電車が人身事故でストップ!今日は学校に行けなくてラッキー」と駅のホームの写真とともにSNSに投稿したとする。
そうすると、「この子はこの駅を利用しているんだ」ということがすぐにわかる。投稿時間を見れば、イコール通学時間というわけだから、「この子に会いに行くためには、この時間に張り込めばいい」ということになる。

万が一スマホを落とした時は、とにかく急いで心当たりを探すことが重要。大概のスマホには紛失に備えての他のデバイスを探す機能があり、現在地の特定や遠隔ロック、データの消去が行える。しかし、どうしても見つからないときは、すぐにクレジットカードを停止、電子マネーやキャッシュレス決済の契約会社に連絡をしなければならない。

佐々木氏は、スマホが戻ってきた時の注意として、
まず、SNSや携帯電話のパスワードの変更を忘れてはいけないと注意する。
データだけ抜き取って、警察に届けられるように画策し、持ち主の油断を誘うケースもあるという。

さらに、事件とは直接関係ないが、情報ソースとして、ウィキペディアさえ信用してはいけないという。誰でも書き込みができるメカニズムは信用できない部分があるということを前提にしなければならない。安易にネット情報は利用できない。すべて検証が必要で、情報選別の力をつけないと危ない情報で溢れていると言う認識を持つことだと警鐘を鳴らす。

「いいね」がたくさんついているから、みんながやっているから、これは正しいことだと思い込むことほど危険なことはない。
フォロワー数を増やすために百万単位のお金で売り買いが行われている。そういう現実を知れば、数だけで信用できない。

そう言えばあったね、検察庁法案が400万件ものフォロワーで廃案に追い込まれた今年の国会。
何千万の金が動いたことかね。その裏舞台をマスコミは報道しなかった。
誰を、何を、信用していいのかわからない時代になった。

目先の「同調圧力(暗黙のうちに多数意見に合わせるように誘導すること)」に惑わされないことが大事だ。

「先ずは疑え」そこが日本発祥でないネット世界の発想の違いだ。
疑うことが苦手な日本人。
良き日本の生活スタイルをこのネット時代に生かせるのか難しい時代になった。

ただ、日常生活にスマホが欠かせなくなった時代。

「スマホから事件は起きる」この意識を決して忘れてはならない。