座右の銘

Vol.1-9.20-250     座右の銘
2020.09.20

菅義偉内閣が16日、発足した。

翌日の新聞に閣僚20人の横顔が紹介されていた。
150字程度での限られた文字の中でその人柄や得意分野、特徴などを分かりやすく紹介するのは至難の業だ。

その中で必ず一つや二つ必ず出てくるのが、「座右の銘」というやつである。
井上信治万博担当大臣が座右の銘として「初心忘るべからず」という非常にシンプルかつ万人に共通する言葉を上げていた。

どちらかと言えば、座右の銘とあえていうまでもなく人間として己の慢心を戒める言葉として大切な人生訓である。

ジイも若い頃それなりに思ったことがあった、東京理科大学のちょっと変わった数学者「秋山仁」氏の小さな新聞記事だった。

『若者は最初から自分に実力や才能があるなんて思ってはいけない。2~3年勉強したくらいで、数学や英語ができないとか、司法試験に落ちたからといって、諦めるくらいだったら、最初からやるなと言いたい。

どうせやるなら10年。「石の上にも十年」の覚悟をもちなさい。目標に向かって10年間しゃにむに突っ走れば、少しずつ才能なんてついてくる。

失敗や挫折を恐れることなかれ。傷つくことが次に飛躍するためのバネになるんだ。人生なんて、地べたにはいつくばって、血ヘドを吐きながら進んでいくもの。失敗や挫折、たくさんの屈辱を経験した後に、一握りの栄光がある。

「努力は報われず、正義は滅び、恋する者は泣きをみる、されど挑戦の日々」。諸君、怒涛の人生に身を委ねることをわたしはおすすめする。』

というものだった。
ジイはしばらく何かにつけ、この「努力は報われず、正義は滅び、恋する者は泣きをみる、されど挑戦の日々」を思った。

会社で3分間スピーチなるものがあってこの格言というかフレーズをかみ砕いて話したことがあったが、意外と好評だった記憶がある。

この秋山氏、若干破天荒なものいいだが、若者には響くのではないか。

『能力や実力、生い立ち、境遇を憂いていたのでは、何も始まらない。自分は何ができるのか、一人ひとりがもっと真剣に考えるべきなんだ。・・・幸せになる方法は人それぞれ違う。

「人生は多難であれ」と若者には言いたい。自発的に荒波に投じてみよう。ひょっとすると溺れてしまうかもしれないけれど、「それでもいいや」というくらいの気概をもって立ち向かってほしい」
とエールを贈っていた。

若い頃そんな言葉をかけてくれる先生や、言葉に出会ったとしたら、ひょっとしてそれが発奮の起爆剤になるやもしれない。
「落ちこぼれだった俺、10年しゃにむにやったら数学でメシが食えるようになった。」

とは言え「10年しゃにむに頑張る」これが大変である。失敗、挫折、心が折れることもあろう。しかしそれでも己を叱咤激励し、それこそ血ヘドを吐いて七転八倒しながらも頑張った人間に与えられる栄光とは。

しかしそれでも、一般に言われる第三者から見た成功者になれないかもしれない。冒頭の言葉ではないが、「努力は報われず、正義は滅び、恋する者は泣きをみる、されど挑戦の日々」の現実にさらに苦しむかもしれない。

しかし、「しゃにむにの10年」。間違いなく人生を支えてくれる強靭な土台(心身)が感じないままにつくられと確信する。

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雑記

Posted by 秀木石