親日断罪のドグマ

日本 雑記

Vol.1-11.2-293    親日断罪のドグマ
2020.11.2

麗澤大学客員教授・西岡力氏によると、「反日種族主義」の著者:李栄薫を死刑にしなければならない。と元左派作家・趙廷来氏が記者会見で語ったというのである。

今に始まったことではないので驚くようなことではないが、この作家・趙廷来氏は日本統治時代を扱った歴史大河小説全10巻が750万部、さらに、「アリラン」やはり日本統治時代を9巻に収めた大河小説が350万部、1,100万部も売り上げたベストセラー作家である。

内容は荒唐無稽な反日叙述が多く、捏造の歴史小説のようだが、韓国民の心情を揺り動かした作家であることは間違いない。これだけ多くの人が愛読しているという事実を考えると、趙廷来氏の発言を、反日主義の一人として簡単に見過ごせない怖さがある。

現に、冒頭での記者会見のように、
「必ず民族精気を取り戻すため、歪曲された歴史を正しく立てるために『反民族行為特別調査委員会』を復活させなければならない。150万から160万の親日派すべて、断罪しなければならないのだ。それがなされないと、この国には未来がない」として、70年前にさかのぼり、親日派に罰を与える新法をつくる運動の先頭に立つと語ったのだ。

思い出すのが15、6年前『日帝強占下反民族行為真相糾明に関する特別法』という、いわゆる、55年も前の韓国併合時代に親日派だったとされる人間の財産を没収するという世にも恐ろしい法律ができたのだ。

当時ほんまかいなと疑ったが、韓国では反日であればなんでもありが証明された事件だ。事後法で裁けるのであれば、為政者は、昔はなかった法律を今作った法律で過去を裁くという、とんでもないことができてしまう。

まさに、そのことが、15年ほど前の韓国で起こったのだ。

それを再現しようというのが、今回の趙廷来氏だ。
朝鮮半島はやはり中国の血を引いている。

今回は「反日種族主義」の著者:李栄薫を刑事告訴して死刑にしようということだが、当の著者:李栄薫氏は趙廷来氏らに対し、公開討論会を繰り返し求めているが、応じようとしない。趙廷来氏らはただ声を大にして「反日種族主義」は「歴史歪曲」と決めつけるだけだ。

この論理破壊の言動を見ただけでも趙廷来氏と著作の程度がうかがい知れるというものだが、この著作がベストセラーとなり内容を史実のように信じ切る国家・国民の民度。改めて認識する必要があるのではないか。

この扇情的発言を繰り返している趙廷来氏のいう通り、韓国民が賛同し、法律ができるようなことがあれば、国家も人民も世界から「不信国家」として堕落の烙印をおされることは間違いないだろう。

しかし、悲しいかな、この陰には韓国人にとって「良心的?日本人」の支援が大きな役割を果たしていると言う事実がある。
この「癌」を取り除かなくては永遠に韓国の「非良心」を助長する愚かな行為はやむことはないだろう。