武漢ウイルスの1年
Vol.1-12.29-350 武漢ウイルスの1年
2020.12.29
武漢で発生したのが1年前の12月8日。
あっという間の1年だったが、一日としてコロナウイルスを忘れさせる日はなかった。
というより、日々が新型コロナウイルスとの闘いだった。1年経ったこの年末ですら、さらにその脅威は衰えを知らず、世界中で猛威をふるっている。
発信元の武漢からは、何ら誠意あるメッセージも行動も起されない。発生源の調査すら入らせず、調査の必要性を喚起した国はこともあろうに常軌を逸した嫌がらせを受けている。
来年1月にはやっと調査が入る。1年も経過してからの調査?、効果すら危ぶまれる。何という不誠実な対応であろう。
どう考えても震源地武漢を否定できないと思うが、中国は武漢発生源説を否定、新たなストーリーの発信に躍起である。
◆その根拠として、新型コロナウイルスに汚染された冷凍食品が海外から持ち込まれたとする説を中国は盛んにアピールしている。実際の事例も発表し、「コロナは海外発」の印象操作に懸命である。
◆しかし、『2月6日華南理工大の波濤教授の、武漢市疾病予防コントロールセンターの実験室は動物が飼育され病原体の収集と識別が行われており、中国各地で数百匹単位でコウモリを捕獲。研究員が尿や血液をかけられる事例があり、その都度14日間の隔離を行っていた。捕獲数は1万匹近くに上り、新型のウイルスを発見したこともある。
「中国はウイルス基礎研究の最前列を走っている」としながらも、こうした生物標本や汚染されたゴミが外部に漏れ、ウイルスの一部が最初の患者に感染したと考えるのが妥当』とほぼ武漢発を断定した。
おそらく、波濤教授の説が事実であろう。
もともと中国は秘密裏に生物兵器として武漢でウイルスを研究していたのは事実だ。アメリカへ渡った中国人研究者が何人かが殺害あるいは自殺による変死を遂げている。
その背景には、中国の千人計画があるのではないか。
千人計画とは、中国政府が海外人材を破格の好待遇で集めて、中国の発展に協力させる計画である。
FBIのクリストファー・レイ長官は「現在FBIが捜査中の、外国機関による米国の官民に対する約5000件の各種犯罪案件のうち、半数は中国関連だ」として、中国の政府機関や軍組織、国有企業、民間企業などがそれぞれの組織と人員を投入して、米国の経済や安全保障を害する犯罪行為を働いている、と言明
それらの犯罪活動は、米国政府機関に対するスパイ活動、米国官民からの高度技術の不法取得、米国官民へのディスインフォーメーション(虚偽情報)による影響力行使など広範に及ぶという。
米国の連邦捜査局(FBI)長官が、中国の「千人計画」は米国など諸外国の軍事関連などの高度技術を違法に取得する手段だとして厳しい警告を発した。
ウイルス兵器は敵国に対して使うのが本来の目的だが、増えすぎた中国人の人口抑制、あるいは一帯一路計画を推進する中で、当事国を疲弊させるという目的まで視野に入れているのではないかという恐ろしい計画が取り沙汰されている。
中国人変死者は「千人計画」が推進される中で違法に軍事関連などの高度技術取得をミスって抹殺された可能性が高い。
武漢ウイルス1年が経過した。
いよいよワクチン投与が始まった。日本では2月ごろになるようだが、果たして鎮静するのか。
アメリカ・バイデン大統領は対中国ウイルスにどう対応するのか大いに気になるところだが、日本にとってトランプ氏のようにいかないことは確かだろう。
来年はコロナ対策、オリンピック、衆議院解散総選挙、尖閣防衛と今年にも増して大変な年になる。
心してかからねばならない。