志位和夫・日本共産党委員長

Vol.1-12.31-352  志位和夫・日本共産党委員長
2020.12.31

12月30日の産経新聞に、共産党・志位和夫委員長のインタビュー記事があった。

今年になって散見されるのが、中国に対する厳しい指摘だ。本心はわからないが、立憲民主党よりもよほど骨がある。

中国武漢発のコロナに対しては
『コロナ対応の初動の遅れは人権の欠如という中国の体制の問題点と深く結びついている。当局は、情報を隠ぺいしたまま、武漢での数万人規模の行事や「春節」の大規模な人の移動を許した。警鐘を鳴らした何人もの医師、ジャーナリストは「デマ拡散者」として弾圧された。これらが感染を国内外に拡大する結果となったのは明らかだ。習近平指導部は初動の対応を反省すべきだ』

コロナウイルスの中国発を否定し、海外から持ち込まれたと言いだしている中国へ一顧だにしないところは評価できる。

国賓としての招請についても
『国賓としての訪日はやめるべきだ。東シナ海での覇権主義的な行動、香港、ウイグルに対する人権侵害が国際問題になっている。招待しても前向きな結果は到底のぞめない』と、明確に述べた。

尖閣諸島周辺での中国の活動については
『力によって現状変更をせまる行動は、国連憲章などが義務付けた紛争の平和的解決の諸原則に反する覇権主義的な行動そのものであり、許されない』と、尖閣諸島の領有権への揺らぎはなかった。

問題は尖閣をどう守るかだ。
『今、米軍が尖閣周辺に展開しているわけではない。海保できちんと対応する。そして外交的な対応をすること』

中国人民解放軍に海保で?、、外交的対応?、、、何を子供騙しのような。

世界的に定説化した諸問題に対してその潮流と逆行する発言はないが、こと日本の防衛については一気にトーンダウンする。

海保と話し合いで解決できる相手ではないのは分かりきったことではないか。領海侵犯や漁船追尾などはすでに常態化している。いくら抗議をしてもなんの効果もない。

先日来日した王毅外相の、まるで自国の領土であるかのような失礼な発言があったばかりだ。米軍が沖縄にいなければ、尖閣上陸はアメリカ大統領選終盤の騒動中に行われたであろう。

東シナ海、南シナ海で独自に引いた九段線、その内側は自国の領土だと勝手に決めたことに対し、国際仲裁裁判所は九段線に法的根拠はないと裁定した。しかし、この裁定を無視、紙切れでしかないとして従うそぶりすらない。

その国とどう話し合うのか。そこがいかにも共産党である。

国防の話になると一気にトーンダウンする。
そもそも共産党は憲法9条を理由に自衛隊を認めていない。3年前には自衛隊の段階的解消という方針を定めている。

<国の独立・安全保障・外交の分野で共産党は>
★日本を従属国家(アメリカ)から真の独立国家に転換させる。
★日米安保条約を条約廃棄し、対等・平等の立場にもとづく日米友好条約を結ぶことにある。
★日本のあり方として、非同盟・平和・中立の道をすすむ。
★自衛隊問題の段階的解消
★過去の侵略戦争や植民地支配の反省を踏まえたアジア外交
★平和の国際秩序を擁護し、覇権主義の企てにも反対する
★核兵器の廃絶、民族自決権の擁護、軍事ブロックの解体
★無差別テロにも報復戦争にも反対する
★民主的な国際経済秩序をめざす
★人道的な諸問題での、非軍事的手段による国際支援
★平和共存。異なる価値観をもった諸文明間の対話と共存の関係の確立

憲法9条のように「戦争はしません」と唱えれば戦争は起きないとする。夢のような理念が掲げられている。

永世中立国スイスは立派なスイス軍を持っている。
常備軍を構成するのは約4000名の職業軍人であるが、徴兵制度により21万名の予備役を確保している。傭兵の歴史を持つスイスでは、国民皆兵を国是としており、徴兵制度も採用し防衛に国民は命をかけている。

いざ鎌倉の時、スイスは国民全員が兵隊として戦うことが義務づけられており国民もその覚悟を持っている。

日本のあり方として、中立の道をすすむとする日本共産党。暴力革命を党是としながら軍隊は持たないとする矛盾。

冒頭の中国批判は、無党派層を取り込もうとする選挙目当ての撒き餌としか思えない。

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Posted by 秀木石