副教材という教科書

日本,雑記

Vol.2-1.4-356    副教材という教科書
2021.1.4

ジイのガキの頃、昭和30年前後には副教材というのはなかった。

昨年も“ 新しい歴史教科書 ” で文科省が一発不合格という荒業を使って「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書を狙い撃ちで不合格にした。

驚くことなかれ、たとえ「新しい歴史教科書」が採択されたとしても、学校現場では、教師が作成した副教材なるものが、文科省の検定もなく教育委員会の目を通さず、教科書として使われているのである。

文科省が検定を通した教材があるにもかかわらず何故、副教材が必要なのか、言わずと知れた日教組などによる自分たちの思想にあった教育(偏向教育)をするためである。

それも、無料で配布するならともかく有料である。
文科省も、教育委員会も知らないはずなどない。黙認しているところに日本の教育行政を蝕む自虐史観、いわゆる「日本=悪」という洗脳が今も幅を利かせ、メディアが主導、今なお日本を蝕んでいるのである。

愛国心はどの国の国民も抱く普通の感情であり、昭和20~30年代のように正月や祝日にはどの家の玄関にも国旗が掲げられたものだ、その国旗を軍国と結び付け、国旗=軍国主義=戦争という教育によって日本は精神の汚染国家となった。

平成12年(2000年)頃ジイは、アメリカにいたが、7月4日の独立記念日の日。至る所に星条旗が掲げられ、通りは馬に乗った兵士たちの華やかに練り歩くお祭りを見たが、うらやましくて仕方なかった。

日本の建国記念日、日本の建国に思いを馳せ、先人たちの尊い命のお蔭で今があるという感謝を込め、日本の歴史を誇りを持って語る人間がいるだろうか。日露戦争での日本の勝利がどれほどアジアの人間に勇気をあたえたことか、それすら誇りをもって話せない日本になってしまった。

日本人が日本人であることを誇りに国旗を揚げる日はくるのだろうか。

そうなった一因はGHQの洗脳とそれを引き継いだ学校教育にある。

ところで、その副教材である。

戦争の時代であった昭和の一時期、日本はやむを得ず朝鮮半島を併合、日本の領土と同じように、学校や鉄道をつくり植林などインフラを整備しながら教育を施し、本土と同じレベルに引き上げようと力を注いだ。

にも拘わらず、副教材では
1、日本語の勉強を強制させられる朝鮮の子供たち
2、東南アジアの油田を攻撃する日本人
3、日本の攻撃で炎上するセブ市(フィリピン)
4、日本で働かせられる朝鮮の人々
5、鉄道建設で働かせられる人々(ビルマ)

アメリカ、イギリス、オランダ、フランスなどアジア諸国を植民地にしていた国々と戦っていたにもかかわらず、上記のごとく歪めて伝えられる不条理。何故、これほどまでに日本を貶める副教材を日本の教師たちは父兄からお金をとってまで教えるのだろうか。

日本人として信じられない行為である。父兄たちはこの内容をご存知であろうか。知って知らないふりをしている教育委員会、沈黙の文科省は同罪である。

まさしく日本の中に日本人の敵がいるのである。

日本が欧米の帝国主義者たちが植民地としたインド、インドネシア、ビルマ、フィリピンなどは日本が戦ったことにより次々に独立をした国である。

戦争が決して肯定されるわけではないが、欧米列強の植民地支配からの解放を目的とし、大東亜解放を大義とした戦争ではあった。

それらの事実には触れず、曲解してまで子供たちに「日本=悪」を刷り込むとはどういう魂胆であろうか。同じ日本人とは思えない理解不能の行為である。日教組とはいかなる組織か。教育委員会も文科省もなぜ放置するのであろうか。日本国家の暗部である。

副教材には、上記以外にも
6、日清・日露戦争に勝利した日本は、朝鮮を日本の植民地にした
7、日本は満州事変、日中戦争をおこし、中国各地に戦場を広げた
8、日本は東南アジアにある石油などの資源を求めて、太平洋戦争をおこした
9、日本は満州事変から太平洋戦争までの15年にわたる戦争で、アジアの国々に大きな被害を与えた

日本悪者のオンパレードである。これで子供たちが日本を愛する気持ちになれるわけがない。「日本が嫌いになるでしょう?」と聞くと「はい」と答える小学生がいるという。当たり前だ。

反日日本人を量産をするため、日教組を始めとする日本人教師は忙しい中をぬって、本来必要のない副教材を作成しているのである。

これでは教科書選定の意味はない。
教科書が一時、是正されつつあったが、元の木阿弥である。

文科省の萩生田光一大臣は保守政治家だと思ったがそのことに対する動きは誠に鈍い。また、このことを問題視する政治家もなく、父兄からの声もない。何という無関心であろうか。

礼儀正しく、勤勉で、温厚、治安の良い日本であるが、国家を愛する希薄さも世界一である。

当時、資源のない日本が、アメリカから資源の供給を止められ追い詰められた日本。戦争かアメリカの植民地になるか、戦争はアメリカの思うつぼだった。その日本の事実を知らされず、規律正しく、勇敢に戦った日本が今も教科書で叩かれる。

何故だ!とジイは思う。
戦争賛美ではない。日本と日本の家族を守るために戦った英霊たちの戦いに、誇りと感謝を持って語れる国に、いつになったら日本はなれるのであろうか。

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Posted by 秀木石