コロナもいつしか政局に

日本,雑記

Vol.2-3.15-426   コロナもいつしか政局に
2021.3.15

1都3県の緊急事態宣言の期限が1週間を残すところとなった。

終息まではいかないが、感染者数、重症者数もかなり減ってきた。

一般都民、市民は自粛疲れもピークには来ている。花のたよりもちらほら聞こえてきたにもかかわらず、テレビも都知事も県知事も、まだ危ない、まだ危ないと叫ぶばかり。

重症者や入院患者・療養者数を見てみる。

日付 重症者数 入院・療養者数
1/27   1,043人     55,515人
2/11   713人    26,993人
2/28   413人    14,013人
3/14   328人     12,312人

3/10 病床使用率 重症使用率
埼玉    41%    21%
千葉    42%    11%
東京    27%    30%
神奈川  26%    15%
大坂    24%    27%

以上の数字を見ても確実に減少している。この数字をみて普通なら「皆さんが頑張っていただいているお蔭で下がっています」と首長はまず安堵とお礼をいうべきではないか。

大坂、京都、兵庫、愛知など緊急事態宣言が先月末で解除になった。感染者も病床使用率が極端に減ったわけではないし、解除になったからと言って大幅に増加したということもない。しかし、静かに頑張っているという感じを受ける。

それが1都3県の首長は眉間にシワを寄せ、「まだまだ、安心できる数字ではございません。医療関係はひっ迫しております」というだけで、早々にマイクを後にする。もう少し言い方があるのではないか。都民、県民を思う言葉など今日のニュースでは一言も聞けなかった。

「皆さんのお蔭で、かなり減りました。あと000の数字まで頑張っていただければ緊急事態から脱却できます。もうひと息頑張ってください。よろしくお願いします。」と、数字を冷静に判断すれば言っておかしくない。何故、言えない。

完全に都民、県民を見て話している様子ではない。かなり政局がらみの態度が見え見え、いかに今後の主導権を握るかの激しい裏の戦いが垣間見えて残念である。都民、県民が命をかけ頑張っているのにそれへの労りは一切ない。

総選挙がささやかれる中、己の身の安全と近い将来のあるべき姿にしか関心が無いようである。

ワイドショーでは、医療関係の雇われコメンテーターは、「病床使用率は下がっておりますが、各病院が病床を増やしておりますので、分母が増えておりますから一概に使用率が下がっているといって安心できない」と依然として危機的状況にあるかのごとく恐怖を煽るばかりだ。見ていて白々しい。

バカ言ってんじゃないよ。と言いたい。それなら、病床がどれだけ増やしたか示すべきであろう。それも言わず、いい加減なイメージで緊迫を語るべからずだ。

テレビ局の意向に沿って、当たり障りのない言い方で、次何を語るのか視聴者がわかってしまうほどマンネリ化して緊張感すら伝わってこない。

賢明な国民の自粛姿勢は解除になったからといってそう極端にハメを外す国民ではない。1都3県の長ももう少し国民を信用したらどうなんだと思う。

最近は大阪も兵庫も一向にニュースにならない。不思議な現象ではないだろうか。決し大阪が完全に鎮静化したわけではないのに。

TVニュースとワイドショーに頼るだけでは実態はつかめない。しかし、多くの国民はテレビとネットが中心であろう。である中で少なくとも公共放送NHKぐらいは、コメンテーターの偏りなく、多くの専門家の意見を幅広く取材し、冷静な情報提供者であってほしいと願う。

しかし、期待値はあまりにも低いと言わざるをえない。とすれば、、、電波事業の自由化の方が国民には利益大かもしれない。

う~ん、それも早期の期待は難しい。コロナと同じくイライラはつのるばかりだ。

ブログランキング・にほんブログ村へ

日本,雑記日本,雑記

Posted by 秀木石