異星人の妄言やむことなし
Vol.3-11.16-1037 異星人の妄言やむことなし
2022.11.16
久し振りに “ 鳩山由紀夫 ” の名が新聞にあった。華麗なる鳩山一族の長男で、元内閣総理大臣である。弟は法務大臣などを務めた鳩山邦夫、共に東大出の秀才として名高い。
新聞に名前が出るということは、総理をやめてからの言動を見る限り決して良いことではないだろうと直感的に感じたが、案の定 “ 異星人 ” の名は返上していなかったようだ。
“ 異星人 ” の名は由紀夫氏にはちょっと良すぎる名前ではないかと思うが、彼の過去の言動からすれば、少々長いが「自虐反日中韓賛美土下座友愛人」というのが個人的にはぴったしカンカンだと思うが。
ところで新聞記事によると、ドイツのショルツ首相が中国を訪問してひんしゅくを買っていることで鳩山氏が頭に浮かんだようだ。
その鳩山氏が9月28日の衆議院会館で行われた市民団体による「日中国交正常化50周年記念大集会」での異星人のあきれた発言を取り上げていた。
「2千年近く前から、多くのことを日本は中国から学ばせていただいた。漢字一つとっても中国からいただいたものでございます。感謝こそすれ、喧嘩をする相手ではないのは当たり前だと思います」
「にもかかわらず、日本は中国に侵略を行った。敗戦国は無限責任を負っている。傷つけた側は傷つけられた側が『これ以上謝る必要がないよ』と言ってくださるまで、謝罪する気持ちを心の中で持ち続けなければならない。」
発言はエスカレートし、わが国固有の領土である尖閣諸島について
「(平成24年に)国有化の話になって、中国も領有権を主張しなければならないということで、定期的に船が出てくるようになった。向こうとしてもやらなきゃならないことを、やっている。こういうことが一触即発のことを招きかねない。もう一度、棚上げにすればいいだけの話じゃないですか。将来の世代に解決を委ねればいい」
元日本の首相である。信じられない発言は、すでに中国人に洗脳されているか、買収されているのではないかと思える内容である。中国人の歴史認識を踏襲し、真実とはまるで違う内容を東大出身のエリートとは思えぬ間違いをそのまま信じる頭脳構造が理解できない。洗脳者のたわごとのように聞こえる。
台湾情勢をめぐっても
「50年前に答えは出ている。台湾は中国の一部であるということに対し、日本政府は理解すると言っているわけだから、この問題は解決している。とやかく外から言う話ではない」と、完全に中国の立ち位置で話している。
首相辞任後から今日まで、その奇想天外な行動、談話は一貫して中国人そのものである。
由紀夫氏には1つ違いの弟がいる。これまた東大での秀才、元法務大臣の鳩山邦夫氏だが、兄とは容貌も毛色もちがう。鳩山邦夫氏が法務大臣の時、2008年6月に3件の死刑執行を指示したことについて、翌6月18日付の朝日新聞夕刊のコラムで、前日に将棋棋士の羽生善治が永世名人称号を獲得したことを引き合いに出し、鳩山氏を「永世死刑執行人。またの名、死に神」と表現した。
鳩山氏は記者会見で「極刑を実施するのだから心境は穏やかではないが、どんなにつらくても社会正義のためにやらざるを得ない」「司法の慎重な判断、法律の規定があり、苦しんだ揚げ句に執行した。死に神に連れていかれたというのは違うと思う。記事は執行された方に対する侮辱だ」と抗議し、「そういう軽率な文章を平気で載せる態度自身が、世の中を悪くしていると思う」と朝日新聞社を批判した。
この正当な反論に兄・鳩山由紀夫氏は、「弟は法に従っただけ。私も死に神の兄といわれては困る」と弟を擁護したことがあった。この時はまともだったのだが。
2009年民主党は単独政党として史上最多の308議席を獲得。同年9月16日、衆参両院の内閣装置大臣指名選挙で、第93代内閣総理大臣に就任。これが間違いの始まりだった。
戦後の首相としては、初の理系学部出身で新制大学としての東京大学卒の内閣総理大臣は史上初だった。
颯爽と登場した鳩山氏、『Voice』(2009年9月号)に寄稿した論文私の政治哲学なかで、アメリカの経済政策や日米関係の現状を批判、『ニューヨーク・タイムズ』が8月27日に論文の抄訳を掲載したところ、アメリカや台湾で「反米的」と報じられ、異星人発言がスタートした。
2009年11月18日午前の会談で鳩山氏は北方領土にて日露首脳会談を行う案を検討すると語った。しかし、同日夕方の記者団に真意を問いただされると、あくまで意気込みを語ったものと述べ、軽薄と批判された。
首相になる8か月前の2009年1月14日、日教組新春の集いに参加し民主党支援に感謝の言葉を述べるとともに「日教組とともにこの国を担う覚悟だ」と挨拶。この頃には左翼色が出始めていた。
首相になるや、普天間飛行場移設先について「県外移設に県民の気持ちが一つならば、最低でも県外の方向で、我々も積極的に行動を起こさなければならない」と述べその軽率さはいきなり発揮された。
その後の「異星人的」発言を上げれば数限りなく、「異星人語録」として1冊の本ができるほどである。
2010年6月、1年も経たない内にアメリカとの関係を壊した上、「国民が聞く耳を持たなくなった」と述べ首相を辞任。
その後の行動も自身の思想信条「友愛外交」に則り?
① 韓国では抗日の象徴ともいわれる西大門刑務所跡地を訪問し、ひざまずいて謝罪
② 「竹島などの島々の帰属は連合国、事実上アメリカが決めることとなり、アメリカは2008年に竹島を韓国領と決めた」とツイート
③ 尖閣諸島は日本の領土であるにもかかわらず中国外相に対し、「尖閣諸島は日中間の係争地であると伝える」
④ 「ポツダム宣言とサンフランシスコ講和条約により、日本が主権を主張できるのは歯舞と色丹の2島のみ」と主張
⑤ 脱原発を主張し、細川、村山、小泉、菅の4人組で欧州委員会の委員長に対して「福島原発事故の影響で子供たちが甲状腺がんに苦しんでいる」とし、原発反対を求める書簡を送った張本人である。
日本嫌いで、とことん日本を貶めた鳩山由紀夫氏、思想信条「友愛」に自らの出生地 “ 日本への愛 ” が抜け落ちている所が如何にも異星人である。
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