あなたは日本人ですか?

日本,雑記

Vol.1-8.7-206  あなたは日本人ですか?
2020.08.7

4日の河野防衛大臣と、東京新聞記者のやりとりを見て、記者の質問が日本人とは思えなく、つい「貴方は日本人ですか?」と問いかけたくなった。

今までも、反日メディアには、どうしてなの?と何度もわが胸に問いかけてきた。
その答えを誰もくれない。しかし、最近ふとしたことでイギリスの “ 鉄の女 ” の異名をとったサッチャー元首相のことを思い出した。

彼女は首相時代、徹底的に教育改革を行った。
サッチャー氏は自国の教科書をみて驚く。奴隷時代、あるいは植民地支配による自虐的史観が掲載されていた。これでは自国に誇りが持てない。教科書を首相自ら旗振りし完全に書き換えたのである。

その良し悪しは別とし、教育の大切さを物語るエピソードである。

日本の場合、敗戦により言わずと知れたGHQの洗脳教育がある。

我が国の伝統的、儀礼、武士道、柔道、剣道、茶道、華道などの道なるもの、及び教育勅語に語られた、「父母に孝行をつくし、兄弟姉妹は仲良く、夫婦は仲むつまじく、友人は互いに信じあい、恭しく己を保ち、博愛をみんなに施し、学問を修め実業を習い、そうして知能を発達させ道徳性を完成させ、更に進んでは公共の利益を広めて世の中の事業を興し、常に国の憲法を尊重して国の法律に従い、非常事態のときには大義に勇気をふるって国家につくし・・・」が徹底的に排除された。

映画でもテレビでも戦後の教室で、黒く塗られた教科書が出てくる場面があったことを見た記憶がある方もおられるであろうが、特別の怒りで表現してはいなかったように記憶する。
どちらかと言えば、先生は「日本の悪いところが塗りつぶされたのよ」と肯定的に説明していたように思う。

すでにこの頃から洗脳は効果を現していた。
いわゆる『洗脳教育』の成果である。

話を最初に戻す。実は6日の産経新聞「産経抄」に4日の記者会見での河野太郎防衛大臣と東京新聞記者とのやりとりが取り上げられていた。

<記者会見における『ミサイル防衛策』について東京新聞の記者の質問である>
東京新聞記者:「周辺国からの理解が重要になってくると思われますが・・・」
河野大臣  :「周辺国ってどこのことですか」
東京新聞記者:「主に中国や韓国になります」
河野大臣  :「中国がミサイルを増強している時に何でその了解がいるんですか」
東京新聞記者:「韓国に関してはいかがですか」
河野大臣  :「何で韓国の了解が必要なんですか」

というやりとりであるが、世界のどこの国が、相手国の脅威に対して行う防衛を、その相手にお伺いをたてるという、笑ってしまうような質問を東京新聞記者はしたのである。

泥棒を前にして、「防犯カメラをつけたいんですが、いいでしょうか?」というのと同じであるが、東京新聞さんわかっている?と逆質問をしたい衝動にかられてしまう。

早速ネットでこのやりとりを見たが、河野大臣の質問には答えない。河野大臣にはしっかり回答を求めてほしかった。

この東京新聞の記者には色濃くGHQ洗脳7年の後遺症が残っている。戦後教育は日教組の跋扈を許し、東京大学で洗脳された学生が霞が関に入り、戦後75年大きく根を張った。
法曹界は東京大学宮澤俊義に洗脳された弁護士が、弁護士会を牛耳っている。
宇都宮健児日本弁護士連合会元会長は日本の国会議事堂前に慰安婦少女像と徴用工像を設置すべきだと主張した人物である。

本国韓国ですらその事実が否定されつつあるのにもかかわらず、その人物が堂々と都知事選に立候補できる日本は、正に“ 平和ボケ+洗脳 ”の典型であろう。

ついこの春の「新しい歴史教科書」を一発不合格にした文科省の根も深い。自虐史観を排した「新しい歴史教科書」も現場の声の大きい先生によって採択は縮小されつつある。

日本に国家と言う意識を全体主義に結び付け、「国家=悪」というイメージを植え付けることに成功したGHQとその後を受け持った文科省。

よく、「東京裁判史観」という表現が古い出来事のように言われるが、未だ戦後終わらずで、洗脳されたまま、それを維持し引き継ぐ勢力が霞が関に根を張っているというのがこの国の哀しい現実である。

朝日・毎日・東京新聞、共同通信、NHKはその洗脳を引き継ぐメディアの代表銘柄である。

サッチャー首相ではないが、強力なリーダーシップによって、教育改革が行われない限り、李登輝氏が望んだ日本の「凛」とした国家像を見ることはないだろう。

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Posted by 秀木石