ご挨拶

雑記

Vol1.1.15-01   ご挨拶
2020.01.15

はじめまして秀木石(しゅう ぼくせき)こと「ボケ爺」です。
大東亜戦争(太平洋戦争)後、まだアメリカの統治下にあった1949年春、この世に生を受けた。戦争という匂いを若干ではあるが、嗅いだ最後の世代かも知れぬ。
記憶をたどれば、たまに出た町に片足を失くした傷痍軍人が、白装束に松葉づえ、軍帽を冠り、義捐金箱を首にかけた姿をよく目にしたもんだ。

母の子守唄は軍歌だった。社会人になり昭和の終わり頃まで、社内イベントで歌う営業部隊の団結歌は「同期の桜」だった。
今時、軍歌など歌うものなら、右翼ではないかと白い目で見られるのがオチだ。
そんな、「昭和の化石」のブログとは、夢と希望に満ちた未来を語るとは到底思えん。老人によく見られる「昔はよかった」風の愚痴と嘆き、郷愁だけだ。夢を語るとすれば、あの世への儚い期待だろうか。

巷では団塊の世代とも言われている種族。本人の意志とは関係なく話題を提供してきた「塊」であることは間違いない。もう数年すれば団塊世代は消える運命にある。そうすれば、社会の教科書にどんな「塊」として説明されるのだろうか。少なくとも「昭和の本当の終わり」であり、「令和の時代」が歴史を創っていくのであろう。

イギリスのバーフィールドの言葉を渡部昇一氏が紹介している。「歴史的事実は無数の水滴のようなもの」どんなに集めても虹にはならない。しかし、ある角度とある距離をとって眺めると虹となって見えると言う。
愛おしき日本の歴史を、虹を見るように見たとしたらなんと素晴らしいことだろう。

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