自律神経とみそ汁

日本,雑記

Vol.2-7.27-560    自律神経とみそ汁
2021.7.27

自律神経とはよく聞く言葉であるが、わかっているようでよくわかっていない。

即、致命傷にならないという思いがあって、重要性を認識しつつもついおろそかにしてしまう。歳を重ね、やっとそうだな、、、と日頃の地道なケアの大切さを知る。。

ごくたまにしか買わない週刊誌に、「自律神経」を整えよ、と題し、自律神経の大切さを語っていた。(週刊新潮7.22号)

自律神経とは痛みを伴わない神経で、かつ自分の意思でコントールできないという特徴がある。と書いてある。

ところが、心臓や肺、胃や腸、血管などの機能をコントロール。呼吸、血液循環、消化吸収、排泄、免疫、内分泌などありとあらゆる生命活動に関わっているとすればだまって見過ごすわけにはいかない。

う~ん、めっちゃ大切じゃん。と改めて気づく。ところが自分でコントロールができない、これが厄介である。

その自律神経、「交感神経」と「副交感神経」から成り立つ。車で言えば、アクセルとブレーキのようなものだという。

やる気、集中力が高まり、ガンガン仕事をしている時は交感神経、仕事も終わり、ゆっくりリラックスしている時は副交感神経が頑張る。この両輪が上手く機能していると人間は快適な生活を送れるという訳だ。

今、まさにオリンピック真っ盛りである。超一流のスポーツ選手はこの交感神経と副交感神経、両方の働きが抜群のようである。要するに集中力とリラックスが理想的に働いている状態であるということだ。

名医・小林弘幸教授はタイプ別に分類している
①交感神経⇒高い 副交感神経⇒高い・・・心身ともベストな状態
②交感神経⇒高い 副交感神経⇒低い・・・なぜか集中力が途切れる
③交感神経⇒低い 副交感神経⇒高い・・・体がだるく常に眠い
④交感神経⇒低い 副交感神経⇒低い・・・常に疲れて最悪

ところでどうすれば自律神経のバランスと整えるか。

〇規則正しい食事時間
〇早寝早起き
〇散歩・軽い運動

な~んだ、こんなことかと思いきや、これがなかなかできない。

具体的には
(1) 朝起きたら、口をゆすいで雑菌を洗い流してから、常温の水をコップ1杯飲む。
(2) 外に出て日光を浴び、体内時計をリセットする。
(3) 2時間以上は太陽の光を浴び、幸せホルモン「セロトニン」と睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌を促す。

まあ、自律神経様の機嫌をとるのは至難の業だが、以上を毎日欠かさず実行すればハッピーな毎日を過ごせる。という訳だ。

今回はそれだけではない、日本を代表するスーパーフード “ みそ汁 ” の重要性が説かれていた。

大豆は味噌になる過程で発酵すると栄養価が高まり、スーパーフードに進化するという。その効果だが、①老化制御機能 ②胃癌抑制機能 ③解毒効果 等である。

小林教授は特別に味噌を調合したものを召し上がっておられるそうだが、

小林教授おススメのみそ汁基本の素材が紹介されていた。
・赤味噌・・・抗酸化力を高めるメラノイジンが豊富
・白みそ・・・ストレス抑制効果があるGABAが豊富
・おろし玉ねぎ・・・解毒効果抜群・アリシン、ケルセチンが豊富
・リンゴ酢・・・塩分排出効果があるカリウム
この4つを組み合わせて「長生きみそ玉」として「冷凍保存」毎日飲んでおられるようだ。

中には塩分を心配される方がおられるようだが、広島大学の研究グループがみその塩分について、「食卓塩と同量の塩分をみそから摂取しても血圧は上昇しない」という研究成果を発表したそうである。
であれば、みそを敬遠する必要もないということだ。

ジジイになっても規則正しい生活はなかなかできないものだ。ただ、 “ みそ汁 ” なら何とか赤鬼様にお願いすればできそうだ。
ちょっと安心。

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Posted by 秀木石