オリンピックの8日間

オリンピック,日本

Vol.2-7.31-564    オリンピックの8日間
2021.7.31

オリンピックが開催され8日が過ぎた。

あれほど五輪開催反対を唱えたテレビ朝日も手のひらを返すように、金メダル選手をスタジオに呼んで称える。

かと思えば、昨夜夕、コロナ感染者の爆発的な急増で記者会見した菅総理に、記者の質問は「五輪の中止は?」であった。この期に及んでまだ五輪を中止いう神経がわからないが、その答えを小池東京都知事は「五輪はTV観戦でステイホームに貢献しています」と軽くいなしていたが相手にせずということだろう。

しかし、都内で新型コロナウイルスの感染者数が過去最多となった27日、都は吉村憲彦福祉保健局長が報道各社に現状を説明し、年末年始の2千人台とは医療提供体制やワクチン接種などで状況が違い、死者が急増することはないと強調。「いたずらに不安をあおることはしていただきたくない」と要望した。

そのことが気に食わないのか、NHKはニュース7で「不安をあおらないように」と要望が出たと否定的に伝えた。

NHKラジオは急に東京オリンピックという言葉を使わなくなった。“ 東京03 ” のお笑いにあやかったのか、今日の「東京2020」は ー 、という言い方に変わった。えっ、これ何?「東京2020」、普通に今日の “ オリンピック ” の結果は ー でいいではないか。

6:10分からの首都圏ニュースに続き「ニュース7」もほとんど新型コロナ関連を特集した。挙句の果てにはコロナで亡くなった人の遺族に「コロナ禍に置いてオリンピックを見ていても楽しくない」と言わせる始末だ。

この遺族、好きな落語や歌舞伎なら楽しめるということか。

そんなことはあり得ない。コロナで面会も出来ず、死に目にも会えず、火葬の現場にも立ち会えずこの世を去った父親のことを思えば、オリンピックに関わらず何であっても楽しめるはずなどないではないか。それをわざわざオリンピックという特定の言葉に固執するNHKとはどういうメディアであろうか。まるで全体主義の首謀者のようである。

この1週間のオリンピック、様々なことがあった。

アルジェリア選手が対立するイスラエルとの対戦をさけるために棄権を表明。また、ミャンマー選手の出場に「軍服従」との批判など、国際政治の影も投影した。

日本のメダルラッシュの中でも、間違いないと期待されてバドミントン桃田選手のまさかの敗退。

水泳でもほぼメダルを期待されていた瀬戸選手の不振。
「400m個人メドレー」、「200mバタフライ」まさかの予選敗退。SNS上で、「調子に乗りすぎ。言い訳しないで欲しい」など批判にもめげず、最後の「200m個人メドレー」で辛くも100分の5秒差で4位に入った。

瀬戸はレース後のインタビューで、「いまできる精一杯の力を出しました。すっきりしています。最後メダル獲りたかったですし、獲れなかったのは少し残念だけど、公介と一緒にこの夢の舞台で泳ぐことができて幸せですし、2人で戦えたことが幸せでした」と晴れ晴れと語った。

己のビッグマウスが誹謗中傷につながった面もあるが、最後のレース後「公介と泳げて幸せだった」と満足そうな笑顔を見せ「コロナ禍で開催されるか分からない中で自分たちに活躍の場をいただけて感謝しかない」との言葉は世の中の五輪反対が根強くある中での発言であることは間違いない。

しかし、我々国民は世界のトップアスリートの闘いだからこそ手に汗握りテレビにくぎ付けになる。コロナ禍の厳しい練習環境に置かれてなお、練習に励んだ選手の活躍に生きる勇気や元気をもらう。我々こそお礼を言うべきであろう。

コロナは人間の心も変えてしまったのか。それとも少数のそれもsns上でしかものを言えない小心者の、ごく一部の半端な人間の仕業として切り捨てればいいものなのか。ジイには不明である。何故なら、まともな人間であっても顔が見えないことを良いことに悪魔になる可能性も捨てきれないからだ。

インターネットは世の中を画期的に変えた。しかし個人主義台頭の世の中で、SNSの成熟は不透明である。

前代未聞の “ 東京オリンピック ” も残り10日になった。善きも悪しきもどんなドラマが待っているのか楽しみと不安が交差している。

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