カタカナ語
Vol.4-4-81 カタカナ語
先日、河野防衛大臣が新型コロナウイルスで用いる「クラスター(集団感染)」「オーバーシュート(爆発的な感染拡大)」「ロックダウン(都市封鎖)」「パンデミック(世界的大流行)」を日本語で言う方がわかりやすい。と発言した。
その通りだ。
河野大臣のように英語に堪能な人間が発したところにより説得力があった。
早速、小池都知事も日本語で説明していたのはよかった。
ところで、河野大臣の発言で気が付いたが、今さら言う事でもないが、今日の外来語の多さは尋常ではない。すでに、日本語になったものも夥しい数になるが、如何に欧米からいろんな文化を取り入れてきた証でもある。
しかし、河野大臣ではないが何でもかんでも主に英語表記にしたがるのも日本人だ。ジイもその一人だが、例えば上場会社、特に情報やIT関係の会社はほとんどが、カタカナ名の会社だ。
株式市場の情報通信に登録されている221銘柄の内211社(95%)がカタカナもしくは一部カタカナを配した会社名だ。
ただ、カタカナと言えど「外来語」と日本で和製英語としての「カタカナ語」がある。例えば「バックミラー」などの和製英語だ。
そんなことを度外視して試しに文頭のコロナ関連を除き4月3日の朝刊のカタカナ語を調べてみた。
スタグフレーション(経済活動の停滞と物価の持続的な上昇が併存)
プライドフィッシュ(魚師が自信をもって推奨する魚介類)
ナスダック(新興企業向け株式市場)
アピアランスケア(外見の変化に起因するがん患者の苦痛を軽減するケア)
トレーサビリティ(生産流通履歴)
シネコン(複合映画館)
コト消費(体験にお金を使う消費行為)
リデュース(減量)
リユース(再使用)
リフューズ(断る)
SDNリスト(経済制裁の対象となる人や国、法人のリスト)
ECRA(米国の輸出管理改革法)
スーパーシティ(世界最先端の都市構想)
バンブーカーテン(共産党国家と反共主義国家の境界)
ECMO(人口心肺装置)
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本日の新聞紙面のカタカナ語だが、ざっとこれくらいある。
カタカナの方が短く分かりやすい場合もあってすでに帰化した日本語もある。
今やカタカナ語抜きにして日本語の文章は成立しない。
それだけ、外国からの影響を日々受けていると言うことだ。
しかし、日本発世界共通語になったのも以外と多い。
例えば、Emoji(絵文字)、Panko(パン粉)、Bento(弁当)、Tempra(てんぷら)、Origami(折り紙)、Otaku(オタク)、Teriyaki(テリヤキ)、Teppanyaki(鉄板焼き)、Senpai(先輩)・Kouhai(後輩)、Mottainai(もったいない)、Sushi【寿司】、Karaoke【カラオケ】、Kawaii(可愛い)、Bonsai(盆栽)、Waka(和歌)、Zen (禅)、Manga( 漫画)、Shogi(将棋)、Kaizen (改善)、Karate(空手)、Hikikomori(ひきこもり)、Tsunami(津波)、Kamikaze(神風)、Sukiyaki(すき焼き)、Tofu(豆腐)、Miso(味噌)、Ramen(ラーメン)、Teriyaki(照り焼き)、Sake(日本酒)
嬉しくない単語もあるが、以外と頑張ってるじゃん、というところか。
しかし喜んでもいられない。
株式市況の「情報通信」ではないが、95%カタカナで済むような紙面は想像しただけも寒気がする。
若者よ!タノム!!日本を愛し、日本語を忘れないでと願うばかりだ