野党の未来は

日本,雑記

Vol.1-4.10-87 野党の未来は
2020.04.10

国会のチェック機能を果たす意味において野党は必要である。
しかし、チェック機能のみの野党ならそれほど多くの議員はいらない。
ところが何年か前に一度、勢いで政権を取ったことで、野党第一党は政権交代を目指すことが現実の淡い目標となっている。

しかし、現状を考えるとそのような状況ではない。あくまでも第一党で成し得る問題ではなく、政権交代となると野党大合同が必要となる。そうなると主義主張がかけ離れすぎていて、実質的統合は難しい。まともな野党になろうとすれば国家意識、歴史認識など日本国家のかじ取りを任せられる確固たる政治理念の集合体でなければならない。

昨年、立憲が働きかけた国民民主との合併は主義主張の相違で破断。賢明な選択だったと思うが、旧社会党色が強く、かつ立憲民主党に共産党の匂いが漂っていては端から難しいと思わざるを得ない。

以前、小池都知事の「都民ファーストの会」の勢いが凄かった時、有象無象が希望の党に群がった。ところが、小池氏は主義主張の違いは「排除する」と言ったことに多くが反発、一大勢力になるところが失速した。
ジイなどは正しい主張だと思えたが、それほどに野党の中には国家を思う思想で動くというよりも、政局・選挙に勝つことのみを秤にかける、政治屋が多いと言うことだ。

自民党には任せられないというほどの政策や国家愛に満ちた国会議員がいないということが証明されたような騒動であった。

<野党の評価>とは
*何でも反対する野党。 *反対に対する代替案を持たない野党。 *選挙・政局だけを見る野党。 *綱領を持たない野党。 *中国の尖閣周辺の領海侵犯を問題にしない野党。 *アメリカの軍事行動は批判するが、中国のチベット、ウイグル弾圧を一切批判しない野党。 *韓国の竹島・ソ連の北方4島を取り返そうとしない野党。 *過激派と共闘し、沖縄辺野古基地移設を反対する野党。 *憲法改正反対のみで代替案を出さない野党。 *集団自衛権に反対しながら防衛を語らない野党。 *北朝鮮のミサイルを批判しない野党。 *中国の核実験を批判しない野党。 *原発廃止を主張する野党。 *世界がコロナウイルスと闘っていた時、森友カケ桜の会に没頭する野党。 *志村けん氏死亡は貢献したとする小池発言にイチャモンをつける野党。 *戦前戦中を悪と決めつける野党。 *教育勅語を軍国主義と結びつける野党。 *国会召集時天皇ご来場時に欠席する野党共産党。 *命よりも憲法を重視する野党。 *拉致問題に冷たい野党。 *ジェンダーフリー思想を広める野党。 *皇室破壊を目論む野党。 *伝統は鑑みず革新性を重んじる野党。 *日本の歴史を抹殺しようとする野党。 *日本の歴史に敬意を持たない野党。 *靖国神社に参拝しない野党。 *靖国神社より国立戦没者墓苑を重視する野党。 *ABC級戦犯を今尚糾弾する野党。 *国家を語らない野党。 *先の戦争はすべて日本が悪かったとする野党。 *防衛予算を「人を殺すための予算」という野党。 *韓国と戦争をしてないのに侵略を謝罪する野党。 *韓国の併合を植民地と呼ぶ野党。 *憲法9条改正で戦争が始まるとあおる野党。 *園遊会で天皇に手紙を渡す下品な野党。 *非常時でも何でもかんでも情報開示請求する野党。 *北朝鮮がミサイルを日本海に落とした翌日の国会でこの問題を取り上げない野党。(あくまでもジイの主観)

そんなこと言っても多くの法案が野党議員の賛成で成立しているではないか、という意見もある。
しかし、多くの法案は日本の今に必要な法案である。それを反対していれば、本当に国民に見放されることになろう。

国会質疑で、保守政党の出した法案に代替案を堂々と説明し、こう変えたらどうだと。突きつけるほどの意気込みを見たこともない。桜の会と森友、加計問題。来る日も来る日もこの追及に粗探しだけでは国民が呆れかえるのもわかる。

ましてや、以前の土井党首や福島瑞穂党首のように北朝鮮とは仲良く、拉致問題は知らん顔では誰が国政を任せる気になるのか。
野党が一丸となって、拉致被害者を救出する会を立ち上げ、ブルーリボンバッジを野党がつくり、国民に積極的に売り込むチャンスはあったのだ。それを門前払いした土井党首に国家意識のかけらも感じられない。

国家を愛さず、国家国民のために汗をかかない集団は見放されて当然。
その証拠に今、消滅の危機にある党がある。来るべきしてきたと思い知るべしだ。

ジイの持論として、野党は必要である。
アメリカのように2大政党が良いと思うが、55年体制からの野党残党が整理されない限り無理だと思う。
一時自民党の中から「自由クラブ」などの新党が出来たころの政党が核となって対抗勢力に成長すればよかったが、後に自民党に吸収されてしまった。

現状では「維新の会」と国民民主党の中の一部の議員、及び自民党の一部の勢力が合同し、対抗勢力となるのが一番いいと思う。がそう簡単ではない。

政治の世界、一寸先は闇だという。
純粋無垢なジイには想像もできないほど複雑でタフな世界だ。
少し前に、読売新聞社主・渡邉恒雄氏のインタビュー番組を見たが、一時共産党員だったことにも驚いた。新聞記者でありながら政治の世界で暗躍?できた時代の最後の語り部かもしれない。政治の世界「一寸先は闇」という実体験談は印象に残った。

ともあれ戦後、自民党が安定的に政治運営をしてきた。
野党は野党でありそれ以上でも以下でもなかった。それでいいのかもしれないと思うようになりつつある。自民党の中のリベラルが党内における二大政党の役割を担っているのかもしれない。
だとすれば、そのリベラルが、維新の会や国民民主の保守勢力と合体すればと思ったりもする。
ジイの心は今揺れている。

戦後政治家で、安倍さんはかなり立派な業績を残した。現状、後継者は見当たらない。
政治の世界一寸先は闇と言われるが、安倍さんには憲法改正をやり遂げて退陣してほしいというのがジイの願いだ。

安倍さんの任期は2021年9月末。
いつ衆議院解散が行われるか不明だが、コロナ問題終息後か、オリンピック終了後か、今年の夏以降、政界は俄かに活気づくことだろう。

それと供に、野党の勢力図がどう変わるか大いに興味がある。

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Posted by 秀木石