日本に棲みつく反日

世界,日本,雑記

Vol.3.02.18-766   日本に棲みつく反日
2022.02.18

国民の大きな期待に後押しされるように、1月末に「佐渡島金山」をユネスコの世界文化遺産に推薦した。

それに対し早速、韓国は「佐渡金山は朝鮮人強制労働の現場だ」として世界文化遺産登録反対の声を上げた。

その韓国を後押しするように、西岡力・麗澤大学客員教授のコラムを批判したのが、毎日新聞と共産党・志位委員長である。

麗澤大学客員教授・西岡力氏は再度、反論文を産経新聞の「正論」に掲載した。

韓国の反日は誰もが知るところであるが、良い悪いは別にして、事実を曲げてまでも自国を愛する韓国に対し、事実かどうか不明であるにも関わらず、日本の不利になる記述を探し出して自国を批判する日本。この不思議な自虐思考は戦後GHQ洗脳教育を今に引き継ぐ左翼人の特徴である。

その批判内容である。
1、「佐渡相川の歴史・通史編」には「佐渡金山の異常な朝鮮人連行」と書かれている。負の歴史に目を向けよ。

2、「昭和14年に始まった労務動員計画は、名称こそ『募集』『官斡旋』『徴用』と変化するものの、朝鮮人を強制的に連行した事実において同質」である。

3、「アジア・太平洋戦争の末期に、佐渡金山で当時日本の植民地支配の下にあった朝鮮人の強制労働が行われたことは、否定することのできない歴史的事実である。」

4、「佐渡金山の異常な朝鮮人連行は、戦時産金国策にはじまって、敗戦でようやくおわるのである」と書いている。この歴史を否定することも、無視することも許されない。

というのが、共産党・志位委員長と毎日新聞の西岡氏への批判である。

この批判に対し、西岡氏は
1、「まず大切なのは一次史料、つまり、その当時に作成された文献やその当時に現場にいた人の証言だ。」とし、「強制労働」あるいは「強制連行」という言葉は当時なかった。日本の朝鮮統治が終わって20年くらいたった1960年代から日本の左派系学者らがその言葉を使いはじめ、90年代頃から韓国でも使われるようになった。つまり後世における歴史評価である。

2、毎日新聞・古賀氏や志位氏が引用した『新潟県史』と『佐渡相川の歴史』の「朝鮮人を強制的に連行した」「異常な朝鮮人連行」という記述は両書を書いた学者らの学説だ。

西岡氏は、毎日新聞の古賀氏や志位氏らが反論の基にしたのは編纂された当時、赤く染まった学者の2次史料であると反論したのだ。

その一次史料と二次史料の違いだが、

<一次史料>
一次史料とは、当事者がその時々に遺した手紙、文書、日記などを指す。記述対象について「そのとき」「その場で」「その人が」の三要素を充たした文献を「一次史料」と呼び重要視される。そうでないものを「二次史料」と呼んでいる。

日本とは不思議な国である。

己が住む国の良きことを阻止しようとする人間の多いことにかけては世界一ではないか。

靖国参拝も、朝日新聞の熱心な中国へのご注進が功を奏し、日本批判に腰を上げた。韓国の反日は昔からだが、そこに油を注いできたのは今回の共産党や毎日新聞に見られる行為である。

“ なぜ、あなたは日本に住むの? ” という日本に住み着いた外国人を取材したテレビ番組があるが、“ なぜ、君たちはそんなに日本が嫌いなの? ” と問いたい。

ジイは、日本を愛してやまない人間であるが、やみくもに日本を溺愛しているわけではない。

今、中国がウイグル・ジェノサイド問題で世界から批判に晒されている。その中国にまともに批判しない日本は一見 “ 優しい対応 ” に見える。片や北朝鮮に対する対応はどうか、決して優しくはない。

この中国と北朝鮮、北朝鮮と親しい社民党や立憲民主党は別として、明らかに対応は違う。北朝鮮には厳しい対応であるが、中国には人権に対する非難決議すら出さない優しさである。

経済界は14億の大陸にうごめく金に目を奪われ、ただ沈黙、嵐の行き過ぎるのを待つがごとくの姿は、金以外に価値を見出さない、昔いただいた “ エコノミックアニマル ” そのものである。

新疆産トマト使用中止を決断した “ カゴメ ” のような企業はまれである。

そんな、日本に誰がした?。といいたいが、そんな中、毅然とした “ カゴメ ” をジイなどは精一杯応援したいと思う。

豊かになった日本であるが、金だけが全てのような大企業に見られる日本は大嫌いである。トヨタもソフトバンクもユニクロも楽天も、金、金、金、、、技術は別として日本の “ 大和魂 ” はすでにない。

「ジイ、そんなこと言ってたら会社はつぶれるよ!」との声が聞こえてきそうだ。

果たして“ カゴメ ” は業績悪化でつぶれるであろうか。株価は堅調である。

“ 大和心 ” なるものは決して古い概念ではない。それがあって日本が日本たる威厳ある国でいられる。

“ ローマは一日にして成らず ” の如く信用を築くには日本の優しさに起因する “ 大和心 ” ある威厳ある態度の継続性にある。

日本を愛せずしてどうして他国を愛せよう。共産・毎日の欺瞞に満ちた似非愛国心には悲しさしかない。

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