ダークウェブ

世界,日本,雑記

Vol.3-6.22-890   ダークウェブ

2022.06.22

暗闇の中、遠くに見えるほのかな明かりを頼りに手探りでゆっくり、、、辿り着いたのは奇妙なドア。錆びついように見えるいかにも怪しげなドア、そのドアには似ても似つかないデジタルの文字と数字が浮かんでいる。

アトランダムに配置された数字にアルファベット、18桁ものパスワードを注意深く慎重にタッチする。一瞬閃光で前が見えなくなった、、、数秒後、浮かび上がった妙な画像。

英文の取説のようだ、粉を固めたような白い四角い塊の画像がそえられている。
・・・《薬物》《コカイン》《0.5g 20$》Surface mailとある。・・・・・

てな調子で、犯罪の温床、ダークウェブにたどり着く。
高い匿名性を有した無法地帯である。いわゆる闇のサイバー空間だ。

「最近、インターネット犯罪に使われるツールなどを手に入れることができる匿名性の高いネット空間『ダークウェブ』の脅威が高まっている。

クレジットカードなどの個人情報からサイバー攻撃に使われるウイルス、違法薬物、違法ポルノ、果ては殺し屋の依頼などあらゆる “ 商品 ” が売られており、さながら「ネット版闇市」のようだ。(産経新聞)

という特集記事だ。

ところでその《ダークウェブ》とは
「一般的なネットの使い方ではたどり着けない秘匿されたサイトの総称。ネット空間は通常検索で閲覧できる『サーフェイスウェブ』と、パスワードが必要な未公開の『ディープウェブ』に分かれる。ダークウェブは後者に分類される。アクセスするには匿名化通信ソフトなど特殊な方法が必要。個人情報の売買や薬物の取引、サイバー攻撃のためのツールなど違法なものが販売されネット犯罪の温床と指摘されている。」

冒頭、物語風に紹介したが、インターネットセキュリティ会社によれば、ある中国語サイトにアクセスすると、「オーストラリアの中華系留学生のデータ」と題された商品が売られ、携帯番号、名前、住所などの個人情報が一件当たり20円で売られている。という。

ダークウェブは多くの人が検索の際に利用する米グーグルの閲覧ソフト「クローム」や米マイクロソフトのIEではたどり着くことができない。

ネット担当者によれば、「 “ Tor ” という匿名化技術に対応したブラウザーを使って入る」と説明した。

Torは利用者同士のパソコンを複数回経由し、サイトにアクセスするため、IPアドレスなどから利用者を特定できないよう匿名化される仕組みになっているそうだ。

負の側面が強いダークウェブだが、利用者は犯罪がらみだけではない。言論統制を行っている国で、SNSを使って情報発信する際に使われたりもするという。

ジイなどのネットに疎い人間とは別世界である。

ネット世界、“ 明と暗 ” 複雑でどこまでも深い。

スマホ1台あれば、世界のどこともつながり、薬物から日常品までが自宅に届く、はたまた弾圧下の政治状況にあっても世界に向けて告発できる世界がネット空間にはある。

知れば知るほど、多様性は無限大だが、その反面危険極まりない闇も待ち受けている。

考えればなんとも不思議な世界である。たった一台のパソコンを前に、一瞬にして世界を変えてしまうことすら可能なのである。数十年前には考えられなかったことだ。

この進化した世の中、ジジイのような人間も恩恵をいただいている。ただ、震える手がよからぬところに触れて、訳が分からぬままにとんでもない闇サイトに迷い込まないよう気をつけなければならない。

クワバラ、クワバラ、、、先は短い、ラインにYouTube程度を楽しむのが関の山。『耳は聞こえず目は見えず、歩く姿はナマケモノ』すでにスリルもサスペンスもない。あるのは “ 南無阿弥陀仏 ” 本当の闇の世界が、、、いやいや楽しい極楽浄土が待っているだけだ、アーメン。

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