異常爆発・太陽フレア発生
Vol.3-7.6-904 異常爆発・太陽フレア発生
2022.07.06
緊急速報、緊急速報、、、、
来週、火星旅行に出発予定の「宇宙船トマト3号」についてお報せ致します。
◇太陽フレアの終息に狂いが発生、情報修正をいたします。影響はGPSに3mの誤差が予想されます。従いまして宇宙デブリとの衝突の危険性があり、発射につきましては2週間後の2072.7.20に変更致します。
NICT(電磁波研究所電磁波伝搬研究センター)よりお伝えいたしました。
てなことが近い未来にやってくる。
現実に今も、太陽表面の異常爆発「太陽フレア」による大規模な通信障害が発生すると予想されている。
いよいよ地球上の話だけに止まらない。宇宙リスクに備える「宇宙天気予報」が現実味を帯びてきた。
巨大な太陽フレアが起きた場合、世界の経済損失は8兆円を超えるという試算もある。
高緯度地方は太陽フレアで磁場の乱れる「磁気嵐」などの影響を受けやすく、すでにその被害が報告されているというのだ。
◆1989年3月
カナダ・ケベック州の電力会社で送電設備が損傷して全系統が喪失。600万人が停電の影響を受け、復旧には数ヶ月かかった。
◆2003年、スウェーデンでは電力網被害。2015年に管制レーダー障害による航空機運航停止
◆2022年2月
米スペースXの通信衛星打ち上げが磁気嵐と重なり、衛星49基中40基が予定高度に到達できず喪失した。
近年電波の利用はスマートフォン、放送、GPSからドローンや車の自動運転などの最新技術まで、ありとあらゆるものに広がっている。太陽フレアから発生する電磁嵐の影響ははかり知れなく大きい。
そこで注目が集まっているのが『宇宙天気予報』である。
それにしても人間の旺盛な探究心と研究というものは凄いものだ。あの熱々の太陽様に近づくことすら不可能だと思われるのに、その太陽活動を観測、磁気などを予測、太陽フレアが起きた場合「磁気嵐」なるものが地球の磁場にどう影響するか?。こんな難しいことをよく突き止めたものだ。
今、心配されているのは100年に1回かそれ以下の頻度で起きる巨大な太陽フレア発生に起因する「極端な宇宙天気現象がもたらす最悪シナリオ」だ。
① 通信・放送は昼間に断続的に途絶し、携帯電話も一部で不通になる。
② レーダーシステムも電波環境の混乱で機能しなくなる
③ 人工衛星には故障や機能障害が起きる
④ GPSに数十メートルの誤差が出て航空や海運はじめ、衛星情報に依存する自動運行・航行システムはすべて混乱し安全保障上の問題が出る。
総務省は「電波利用が拡大して文明進化型の自然災害」と警告。
NICTは現在、24時間365日体制で宇宙天気予報を提供。太陽フレアや地磁気撹乱、短波通信に影響する「電離圏嵐」など7項目を予報し、メールやウェブサイトで注意報や警報を出している。
試しにNICTのサイトを閲覧してみた。なるほど「宇宙天気予報」があった。さっぱり理解できないが、いずれ「宇宙天気予報士」が誕生することは間違いない。
すごいなあ~、これからは宇宙の中の地球という感覚がより強くなるだろう。
100年後の井戸端会議は
「ねえ~、奥さん聞いた?山内さんの娘さん、土星人の男と結婚するんだって~ー」
「その娘さんの言いぐさがさあ~、“ 地球の男に飽きた ” だってさ!」
「どっかで聞いたセリフね」
なんて会話がされているかもしれない。
本日、7時の地上波ニュースは、地球上で起きたAUの通信障害がやっと終息したことを報じていた。まさか、太陽フレアの影響があったといういことではあるまい。
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