Jアラートは飾りか?

世界,日本,雑記

Vol.3-10.8-998   Jアラートは飾りか?

2022.10.08

4日の朝、テレビを見ていたら画面上部に「Jアラート(全国瞬時警報システム)」情報が流れた。

<画面には>

ミサイル発射。ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、又は地下に避難してください。

対象地域:北海道 大島町 利島村 新島村 神津島村 三宅村 御蔵島村 八丈町 青ヶ島村 小笠原村         2022年10月04日07時27分受信

と出た。

いよいよ北朝鮮の野郎、本気で日本を狙ってきたか?と一瞬、警戒したが、幸い我が町が入ってない。あわてることはなかったが、対象地域であったらどうしたらいい?悩むところだ。

ただ、すぐに、“ おかしいんじゃない? ” と思ったのは、ジジイ一人ではあるまい。北海道から東京・島嶼部ってどういうこと?そんなに何発も一挙に打ったのか?

案の定、政府の不手際、システム上の不具合であったと政府は認め謝罪した。何というのんきなことだろう。発表されたその時間には青森上空を通過している時間であった。笑い話にもならない。北朝鮮の高笑いが聞こえるようだ。

政府の緩慢で緊張感を欠いた対策にシステム。万が一ミサイルが着弾していたらと思うとぞっとするが、あまりにも脆弱な防衛システム、本当に大丈夫なのか、そんな声がガンガン出てきてもよさそうなものだが、ほとんど聞かない。命より物価高騰が気になる平和な日本である。

実際、北朝鮮のミサイルは、発表されたほぼ同時刻に日本上空を通過、遥か東の太平洋上に落下した。飛行距離からアメリカ軍駐留のグアムに十分届く距離であった。

ところで、Jアラートへの対応である。

Q1:どのような場合にJアラートが使用されるのか。
A1:全国瞬時警報システム(Jアラート)は、弾道ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性又は領土・領海を通過する可能性がある場合にのみ使用される。
なお、領海外の日本の周辺海域(排他的経済水域(EEZ)等)にミサイルが落下する可能性がある場合は、Jアラートは使用されないが、船舶、航空機に対して迅速に警報が発っせられる。

Q2:実際、どのように情報伝達が行われるのか。
A2:政府からJアラートにより情報伝達があった場合は、市町村の防災行政無線等が自動的に起動し、屋外スピーカー等から警報が流れるほか、携帯電話にエリアメール・緊急速報メールが配信される。

Q3:「ミサイルが発射された」との情報伝達があった場合は、どうすれば良いのか。
A3:弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合には、弾道ミサイル発射の情報を伝達し、避難を呼びかける。
屋外にいる場合は近くの建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下(地下街や地下駅舎などの地下施設)に避難する。
屋内にいる場合は、すぐに避難できるところに頑丈な建物や地下があれば直ちにそちらに避難する。それができなければ、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動する。
なお、ミサイルが日本の領土・領海に落下する可能性があると判断した場合には、その時点で改めて、ミサイルが落下する可能性がある旨を伝達し、直ちに避難することを呼びかける。

Q4:「ミサイルが落下する」との情報伝達があった場合は、どうすれば良いのか。
A4:
【屋外にいる場合】
近くの建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下に避難する。
近くに適当な建物等がない場合は、物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守る。
【屋内にいる場合】
できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動する。

Q5:どのような建物などに避難すれば良いのか。
A5:近くの建物(できればコンクリート造り等頑丈な建物)の中又は地下街、地下駅舎などの地下施設に避難する。

Q6:近くに頑丈な建物又は地下がない場合はどこに避難すれば良いのか。
A6:近くの建物の中へ避難する。近くに避難できる建物がない場合には、物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る。

Q7:なぜ建物の中又は地下へ避難するのか。
A7:ミサイル着弾時の爆風や破片などによる被害を避けるためには建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下(地下街、地下駅舎などの地下施設)への避難が有効だから。

Q8:近くに建物又は地下がない場合はどうすれば良いのか。
A8:ミサイル着弾時の爆風や破片などによる被害を避けるため、物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る。

Q9:避難する際には、避難施設として都道府県知事に指定されている建物又は地下施設に避難しなければならないのか。
A9:避難施設として指定されているかどうかにかかわらず、近くの建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下施設に避難する。

Q10:自宅にいる場合はどうしたらよいのか。
A10:すぐに避難できるところに、より頑丈な建物や地下(地下街、地下駅舎などの地下施設)があれば直ちにそちらに避難する。
それができない場合は、自宅で、できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動する。

Q11:建物内に避難してから気を付けること。
A11:爆風で壊れた窓ガラスなどで被害を受けないよう、 できるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動する。

Q12:弾道ミサイルの情報が伝達されたとき、自動車の車内にいる場合はどうすればよいか。
A12:車は燃料のガソリンなどに引火するおそれがある。
車を止めて近くの建物(できれば頑丈な建物)の中又は地下(地下街、地下駅舎などの地下施設)に避難する。
周囲に避難できる建物又は地下施設がない場合、車から離れて地面に伏せ、頭部を守る。

Q13:車から出ると危険な場合はどうしたらよいか。
A13:高速道路を通行している時など、車から出ると危険な場合には、車を安全な場所に止め、車内で姿勢を低くして、行政からの指示があるまで待機する。

などなどとあるが、ほとんどやることは同じ。相手はミサイル、結局対策はないに等しい。頑丈な地下以外に被害を逃れる術はない。もう飛んでこないことを祈るか、飛ぶ前に敵基地破壊、もしくはミサイルを撃ち落とす以外に方法はない。

きれいごとで自国を守れる相手ではない。核を持つ狂人である。アメリカ軍が駐留していなければ、とっくに日本のEEZ内に撃ちこんでいたであろう。

今年に入ってからの北朝鮮のミサイル発射は異常である。いよいよ実験が最終段階に入ったのか。アメリカ本土が視野に入れば、あとは核実験で総仕上げ。成功すればいよいよ臨戦態勢を整えたと自慢げに発表するのではないか。

核を持ち、アメリカ本土に届くミサイルがあればもう怖いものなしである。

国民の命など端から頭にない、体制維持だけである。

最も怖いのは、現体制が揺らぐプーチンが最後の悪あがきに北朝鮮を抱き込むことである。狂いに狂った2人が、お互い核を使って、ウクライナ、韓国、日本を攻撃、アメリカ本土となれば世界は火の海となる。中国が状況を見て加担すれば悪の枢軸が完成。世界戦だ。

Jアラートすらまともに作動しない日本。いい加減、本気になって日本の防衛を考えた方が良いと思うが。

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