反日種族主義2
Vol.1-06<反日種族主義2>
2020.01.20
昨日の<反日種族主義>の話で思い出した。ジジイになると瞬間に思い出せないのが難じゃ。2002年(平成14年)今から18年前「親日派のための弁明」(キム・ワンソプ著)が出版されたのを思い出した。
韓国では「青少年有害図書」と認定され事実上販売が禁止された。当時は今よりも更に著者の身の安全も危惧された。そんな記憶があって、韓国で普通に「反日種族主義 日韓危機の根源」が出版されたことに驚いた。
「親日派のための弁明」は日本と韓国の歴史を冷静に見つめた内容で日本を肯定的にとらえている。「反日種族主義 」のように「韓国は嘘つき」という衝撃的な言葉はない。しかし、どちらの書物も命がけで
「韓国を何とかして普通の国家」として生きなければならないという憂国の思いで書かれていることだ。
今なお、教育現場は反日一色で塗り固められている韓国において「韓国民よ、目覚めよ!!」と、もはや絶叫に近い叫びであり、身の危険というリスクをいとわない出版なのである。
日本が好きとか嫌いというレベルの話ではない。ほとばしる「韓国への熱愛」以外の何物でもない。
国家のために命をかける。戦時の日本もそうであった。この大切な切実を今の日本人はどんな時に感じるのであろうか。
日本はほんとに良い国だと思う。誠実・正直・真面目では世界に引けをとらないと自負する。
島国で単一民族であるが故に国境紛争、宗教紛争にも無縁である。
サミュエル・ハンチントンは「文明の衝突と21世紀の日本」の中で、日本はどの文明にも属さないとし「日本文明」を単独文明に位置付けたことでも日本の特異性が浮かび上がる。
純粋無垢に独自の文明の中で育った日本は誇りでもあり幸せだ。
識者に言わせれば、戦後最も危険な環境であるという。
しかし日本を日本人を見渡しても切実はない。
今日から国会が開会する。また、「桜」が満開になることだろう。