台湾考1

雑記

Vol.1-07 台湾考-1
2020.01.21

ジジイは台湾が好きである。
その台湾で先日1月11日、台湾総統選挙があった。
選挙結果は「蔡英文氏」の圧倒的勝利で終わったことにジジイはほっとしている。

言わずと知れた蔡英文(さいえいぶん)氏は民主主義を標榜、台湾独立を掲げる党首である。片や国民党・韓国湯瑜(かんこくゆ)氏は親中国である。

厳しい闘いだった。蔡英文氏が敗れるようなことがあれば、台湾併合を狙うに中国の影響力が一気に高まる。

一時、蔡英文氏の劣勢も報じられ心配したが、香港暴動で流れが変わった。
その事件は連日TVでも放映されたが、中国大陸への容疑者引渡しを容易にする「逃亡犯条例改正案」が出された事が香港市民の不安に火をつけたのだ。

香港の自由を保障した1国2制度は大丈夫か、香港に危機感がつのったのだ。
台湾にも直結する問題である。

若者を中心に多くの香港人が「法案撤回」を掲げ大規模なデモ活動を始めた。
当局の締め付けが厳しくなるにつけ大きな暴動に発展、犠牲者が出る中、今尚自由への闘いが続いている。

正に命をかけた香港人の闘いは、台湾人にとって対岸の火事では済まされない。
明日は我が身の危機感が芽生えたのは疑う余地もない。

この香港の抗議デモの激しさを見せつけられ、中国への警戒感が一気に高まった。

状況は一変した。民主主義が危ない。
香港の暴動が蔡英文氏に有利に動いた。結果、史上最多の817万票を獲得し圧倒的得票数で勝利した。

報道によれば、今回の総統選挙には中国共産党のあらゆる圧力があったという。
その通りであろう。しかし結果的に香港の悲劇が、台湾の民主主義を守ったと言える。

これからが大変である。新疆ウイグルの弾圧やチベットを見れば明らかだ。
中国からの貿易及び領海防衛を含めた圧力は以前にも増して強くなることは間違いない。

第2の香港にしてはいけない。台湾!!ガンバレ!!ジジイは祈るのみだ。

ブログランキング・にほんブログ村へ

雑記雑記

Posted by 秀木石