新型コロナの正体に迫る

世界,日本,雑記

Vol.1-9.30-260    新型コロナの正体に迫る
2020.09.30

なぜ、日本は新型コロナウイルスによる死亡率が低いのか。
いろんな議論がある。

1、マスクの着用率が高い
2、清潔に対する意識が高い
3、老人が家から出ない、、、等々諸説がある中。

麻生太郎副総理の独自理論が面白い。

外国から電話がかかってきた時のやりとりだ。
外国要人:「お前らだけ薬を持っているのか?」
麻生氏:「おたくとうちの国民の民度のレベルが違うんだ」
と言ったら相手は絶句して黙ってしまったというのだ。

<9月29日現在の実態だ>
国名・(人口)・感染者・(死亡者数)・(百万人当たり)
1.アメリカ(327百万) 7,148,045 (205,072)(627人)
2.インド(1,352百万) 6,145,291 (96,318)(71人)
3.ブラジル(209百万) 4,745,464 (142,058)(679人)
4.ロシア(145百万) 1,154,299 (20,299)(140人)
5.コロンビア(49百万) 818,203 (25,641)(523人)
6.ペルー(31百万) 805,302 (32,262)(1,040人)
7.スペイン(46百万) 748,266 (31,411)(683人)
8.メキシコ(126百万) 733,717 (76,603)(608人)
9.ギリス(67百万) 439,013 (42,001)(627人)
20.イタリア(60百万) 311,364 (35,851)(598人)
22.ドイツ(83百万) 288,631 (9,468)(114人)
26.カナダ(37百万) 157,219 (9,328)(252人)
35.オランダ(17百万) 110,671 (6,366)(374人)
44.中国(1,435百万) 85,384 (4,634)(3人)
00.日本(127百万) 83,196 (1,568)(12人)

中国の数字はあてにならないから除外しても、百万人当たりの死亡者数は先進国の中でもかなり低い。

そこで麻生氏ではないが「民度レベル?」の解析が始まった。

新型コロナの疑問を科学的に遺伝子レベルで解き明かそうとしている医師、科学者らの研究グループがあるそうだ。緊急プロジェクト『コロナ制圧タスクフォース』というグループである。
研究総括を務める慶応大学の金井隆典教授を筆頭に、幅広い分野の医師、科学者が参加している。

日本人の感染者の遺伝子を分析することで、新型コロナに感染しても重症化しない因子が突き止められれば、日本人に適したワクチン開発にもつながるということだ。

目標にした感染者の検体確保はクリアし、1500例に上る。年内に300例に達する勢いという。無報酬で協力を申し出る医師も増えており、金井教授は協力と団結力に手ごたえを感じている。

目標にした500例以上のゲノム解析が終わり、データを基に重症化する人としない人の違いや、「なぜ?」につながる日本人の特性分析を進めている。
「どんな結果になるか、みんなワクワクしている」という。

無報酬、手弁当で集まった医師に科学者たちを、現代版「七人の侍」に重ね、大きな期待が集まっている。

きっと、日本人の民度の高さだけで測れない特別の原因が発見できたとしたら、画期的成果である。

関係者でなくても、ワクワクするではないか。どんな結果が出るかわからないが、純粋な情熱から多くの医師・科学者が参加したプロジェクト、きっとコロナの悪行を断ち切るヒントは与えてくれるだろう。

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