JAZZ-2

雑記

Vol.2-18-35 JAZZ 2
2020.02.18

JAZZってなんだろうと思って聴きはじめて40年ほどになるが、未だ難しいことはわからん。
まあ、わかったことは何でもJAZZになるということ、他のジャンルにない特徴じゃないかな。

クラシック、ロック、シャンソンなど何でもジャズにしてしまう柔軟性は素晴らしいね。
JAZZの本質がその辺にあるような気がする。
ジイはまだまだその研究がたらん。もっともっと聴かなきゃいかんね。

クラシックの個性派評論家・宇野功芳氏によればクラシックを聴きはじめる時やはり、良い演奏から入れと諭しておったが、曰く、良い演奏をたくさん聴けば、悪い演奏がすぐわかるそうだ。

そんじゃJAZZはということになるが、ジャズの場合一概に言えないような気がする。
だってさ、有名なスタンダード曲「枯葉」、10人すべて全く違う演奏でホントに同じ曲?と「問いたもうこそおかしけれ」でそれぞれに個性豊かである。確かに演奏技術もあるが、いかに心に響くインスピレーションが曲に反映されているかどうかであろう。

ところでジャズは何でもJAZZになるといったが、
例えば<クラシック>
有名なところではマイルス・デイヴィスの「スケッチ・オブ・スペイン」に収録されている「アランフェス協奏曲」。

<シャンソン>では枯葉ってところかな。
超有名なのがやはりキャノンボール・アダレイの「SOMETHIN’ ELSE(サムシンエルス)」にある枯葉。
ラジオでもしょっちゅう流れるからご存知の方も多いと思う。一応キャノンボールのリーダー作になってるが、聞けば完全にマイルスのリーダー作。何故?レーベルとの契約の問題らしい。

さて「枯葉」だが、あまりに多くて好み以外にないね。
ビル・エバンス、ジョン・コルトレーン、チェット・ベーカー、ウイントン・マルサリス等々錚々たるメンバー、まあ多い。

ところで<日本の曲>はどうか。
「荒城の月」と「月の砂漠」がある。

・「荒城の月」セロニアス・モンク(ピアニスト)
 Straight ChaserというアルバムにJAPANESE FOLK SONGとして入っている。
 ジャズをお聞きになる方なら誰でもご存知の異才。
好き嫌いは分かれるところだが、風貌もさることながら偉大なる個性は確かに演奏にも表われている。20分と少々長いが。ジイは好きだ。

・「月の砂漠」
ケニー・ドリュー(ピアニスト)
 アルバムCleopatra’s DreamにMoonlit Desert
リー・モーガン(トランペット)
 アルバムTHE RUMPROLLERにDesert Moonlight としてそれぞれ音色の違う月の砂漠が楽しめる。

ケニー・ドリューは昭和57年頃(1980年代)日本でも人気だったように思うが、ヨーロッパに拠点を移してから軟弱になったとピュアなファンから批判を浴びたそうだ。ところが日本では特に女性を中心に人気を博した。
ケニー・ドリューの月の砂漠を聴くと、JAZZとはこういうものなんだと理解するにはとって置きの曲だと思う。
最初に聴きなれた月の砂漠の導入部分が演奏され、ここからJAZZになりますよと言わんばかりに展開する。実にわかりやすい。アレンジもポップで女性に好かれるのもわかる。

JAZZはやはり、聞きやすいところから入るのが良いと思う。
ただ、1950~1960年代のJAZZは特別な匂いがする。何事もそう、創成期は凄い。生み出そうとする時に発する強烈なエネルギーと、ほとばしる汗が強烈に発散されていることが日常であった時代。
この時代を聴かずして、、と月並みのことを言うようだが、やはり素晴らしい。

ちょっと古くなるが、ジャンゴ・ラインハルトというベルギー出身のギタリストの「DJANGOLOGY(ジャンゴロジー)」というアルバムがある。
1949イタリアのクラブでの録音で決していい音ではないが、このアルバムを聴くと、煙草のけむり、テーブルに雑然と置かれた酒、当時のクラブの雰囲気が匂い立ってくる。と誰かが評していたのを思い出す。

JAZZはやっぱり日が落ちてからかなあ~。

じゃあ今夜は敬意を表して、ラインハルトでGood Nightとしよう。