暗黒国家・香港

世界 日本 雑記

Vol.1-12.5-326   暗黒国家・香港
2020.12.5

独房内の拷問である。

香港で実刑判決を受けた民主活動家、黄之鋒氏の獄中書簡が関係者によって公開された。

<独房の実態>
・面会の禁止
・シャワーの禁止
・独房内の照明は24時間消すことは許されない。 
・トイレを使うことも許されない。プラスチック容器が与えられ、排便はその都度チェックされ、まさに、24時間照明の下で完全チェックされる生活である。・・・ほぼ拷問である。

黄氏はまだ男だから何とか耐えられるかもしれない。女性の周庭氏だったら耐えることは至難だ。

同じ日に収監された、周庭氏はすでに精神的ダメージが表れている。黄氏も今は気が張っているかもしれないが、まだ、24歳の若者である。いつまで持つか事態は深刻だ。

3人の若者民主活動家の逮捕・収監はほんの序奏であろう。
3日、反中報道で知られる香港紙、蘋果日報の創業者で、香港の民主化運動を支えてきたジミー・ライ氏が詐欺罪で起訴され収監された。

2014年の雨傘運動にも積極的に参加した人物だが、民主化運動の黒幕と見ているようだ。今回、中国は詐欺罪?というが、起訴名目をどうするのか注目される。

反政府運動家を一掃するために摘発は今後継続的に行われるだろう。罪状などどうにでもなる中国。民主活動家に徹底して恐怖を植え付けるための生贄である。

林行政長官は「香港にあるのは三権分立ではなく、行政主導の三権体制だ」というのだから、司法の独立などあるはずもない。香港島は世界でも有数の自由な都市であったのが、一瞬にして、暗黒の警察都市に変わったのである。

今回逮捕収監されたジミー氏は74才という高齢である。しかし筋金入りの民主活動家だ、中国はどんな理由をつけてでも終身監獄に縛り付けておきたい人物だ。

ジミー氏は中国が「我が裁判をどう裁くのか」世界は注視してみよ!と世界に発した。その内容で香港における中国の本当の姿が浮かび上がると言う。世界は大きな目を開いて一部始終を見極めなくてはならない。死を覚悟したジミー・ライ氏の覚悟である。

すでに香港からの脱出が始まっている。
台湾自体が中国の圧力にさらされているにもかかわらず、締め付けが強まる香港から台湾への移住を希望する人の数が過去最大に達した。

アメリカ最多の発行部数を持つ中国語新聞・世界日報によると、台湾への移住希望者には産業界や大学で働く専門職のほか、会計士や弁護士、ジャーナリスト、香港政府の公務員なども含まれているという。

香港島はいずれ蝉の抜け殻のようにひっそりとしたゴーストタウンになるのであろうか。
高層ビルは中国人民解放軍の要塞となり、顔を出すのは解放軍兵士の表情のない顔と銃口とはシャレにもならない。

いよいよGood-bye Hong Kongは現実味を帯びてきた。