歓迎?韓国・新駐日大使
Vol.1-12.13-334 歓迎?韓国・新駐日大使
2020.12.13
韓国大統領府は11月23日唐突に新駐日大使に『姜昌一・韓日議員連盟会長』が氏名された。
現在の南官杓大使はまだ、1年半しかたっていない。異例である。
姜昌一氏は東大で博士号を取得、同大学客員教授や韓国中部にある培材大の日本学科教授から政界に転身した「日本通」としての触れ込みである。
日本通とはいえ親日とは書かれていない。
日韓が戦後最悪の状態にある時に突如交代させた意図はどこにあるのか?
大統領府は「冷え込んだ韓日関係のこじれを解きほぐし、未来志向的な両国関係に進むことを期待する」と交代理由を説明した。
東大で博士号、さらに客員教授を務めたほどの人物だから日本語は堪能で、日本をよく知る人物であることはほぼ理解できる。
しかし大統領府が示した。
※「韓日関係のこじれを解きほぐす?」というが、
別にこじれているわけではない。1965年の日韓請求権協定を反故にして一方的に「徴用工訴訟」を起し、被告とした日本不在の中、最高裁の判決だとして日本企業に賠償を求めるという、一人芝居を演じているだけだ。
日本は、韓国の国際条約を無視した一連の行動は国際的に認められないという当たり前のことを言っているにすぎない。
それを「こじれた」と言われてもどうすることも I can not.である。
そんな理不尽がまかり通るなら、国際条約も国際規約も無きに等しい、一気に世界はカオス状態になる。それさえ理解できないとすれば、国際上の国家として存在価値はない。
「未来志向的な両国関係」など夢のまた夢、恐ろしくて話などできるはずもない。何という頓珍漢なことを言う国であろう。
反日ならなんでも通ってきた過去の日本ではない。もうゴリ押しはできないと認識すべきだ。まだ、河野洋平元外務大臣のように押せば引くと思っているのであれば、リスク管理を見直した方がいい。
しかし、姜昌一氏を指名したと言うことはその意図がありありである。何故なら、姜氏の過去の言動を見てみれば、筋金入りの反日旗手としての顔そのものである。
<一連の言動である>
1、国会の独島特別委員会のトップを務めていた2011に、北方領土の国後島にロシアのビザで上陸し、日本を牽制。
2、日本の保守陣営をまとめた「ブラックリスト」を作成すべきと主張
3、1965年の日韓請求権協定よりも韓国の「最高裁判決を優先するのは当然だ」と主張。
4、2015年慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」を確認したにもかかわらず、慰安婦に向け「いつか日王(天皇陛下)や首相がひざまずいて謝罪するでしょう」と発言。
5、安倍政権時代、輸出管理上ホワイト国から外した時には「ずる賢く稚拙だ。政治の論理を経済に拡大した」と批判。
6、国立墓地に埋葬されている“親日派の墓”を暴いて移す「破墓法」の制定に賛成。
これらの発言をしている人物にこじれの解消など端からできるはずもなく、それでも尚この鬼神のごとき反日家「姜昌一氏」に替えようとする意図は、日本の譲歩への淡い期待を持っているとしか考えられない。
北朝鮮との合併への夢を捨てきれない文在寅大統領はオリンピックを機に米朝大統領の日本での会談に望みを抱いているとも言われる。
東京五輪をネタに金正恩朝鮮労働党委員長を招き米日&南北朝鮮会談を実現し、核問題、拉致問題を一気に解決しようという夢のような話を持ちかけ柔軟策に出るのではとの憶測もある。
万が一金正恩委員長が日本に来ると言うようなことが本当に実現すれば確かに拉致問題を話さないわけにはいかない。その覚悟を持ってくるはずだ。であれば話は違う。
日本は相当の覚悟を持って臨まなくてはならない。
リスクとチャンスを内包した、韓国の新駐日大使問題。吉とでるか凶と出るか。オリンピック開催と日・米・韓首脳による核・拉致問題。
2021年は日本にとって最高か最悪か、今世紀最大の事件として記憶される「2021Japanオリンピック」になることは間違いない。