大相撲初場所
Vol.1-14 大相撲初場所
2020.01.28
泣くな!!男だ!!徳勝龍!!
と言いたいところだが、今回はいい。大いに泣け!感極まる涙に禁じ手はない。
幕尻優勝はなんと20年ぶり、33歳5か月での優勝は昭和33年以降初めての快挙だという。
幕尻とは言葉通り幕内力士の最下位に位置する番付。対戦相手はみな上ばかり。
苦節10年、やっと上がったと思えばまた十両。頑張って頑張ってやっと上がったかとおもえばまた十両。幕内、十両を行ったり来たり。それでも腐らず頑張ったのは根っから相撲が好きで素直な性格がなせる業だ。やめたいということは一度もなかったという一途さが、人相に出ている。
「相手を思いやる優しさがあるから、勝負の世界で心を鬼にできるか気になっていた」とお母さん。
確かに見た目、気が優しそうだ。でも愛嬌があって憎めない顔だ。
「土俵に上がるのが俺らの仕事」と恩師の言葉を素直に受け、平成21年の初土俵から一度も休場がないというのは立派の一言に尽きる。
その恩師がこの場所中55歳の若さで亡くなられた。
優勝インタビューで、その恩師の話が出た時、言葉がつまった。嗚咽がもれた。
解説の元小結舞の海関が涙はご法度というが、
当年とって33歳。苦節10年、幕尻優勝。これが泣かずにおらりょうか。
大いに泣け、泣け、泣け、涙が枯れるまで泣いてほしい。恩師はきっと晴れやかな顔での報告を待っておられることだろう。
その後でもいい、お父さんと、お母さんを思いっきり抱きしめ、、ると、、あぶないから。思いっきり抱き上げてほしい。
♡徳勝龍関、優勝おめでとう~~~♡